イグニス、1Qは7%の増収ながら63%の営業減益に…研究開発費の増加や「with」の広告宣伝費増加で 期中はIoTやVRへの投資を開始

イグニス<3689>は、2月13日、2017年9月期の第1四半期(10~12月)の連結決算を発表、売上高14億1600万円(前年同期比7.2%増)、営業利益1億4800万円(同63.7%減)、経常利益1億3600万円(同66.5%減)、四半期純利益6700万円(同70.7%減)と増収ながら大幅な減益での着地となった。

新プロダクトや新規事業の開発に伴う研究開発費が増加したことに加え、「with」を中心とした広告宣伝費の増加で販売管理費が大きく増加した。
 

各ジャンルごとの状況は以下の通り。

①コミュニティ…売上高1億3500万円(前年同期比686.2%増)
第1四半期期間は婚活サービス「with」を中心として、ユーザー同士によるコミュニティ形成にフォーカスした運用型サービスに注力した。「with」は国内ソーシャルネットワーキングのカテゴリにおいて上位収斂が見られるなど順調な立ち上がりを見せた。そうした中で、他社類似サービスとの差別化を図るべく、心理学を活用して最適な男女のマッチングを目指した新機能の開発に取り組んだ。

②ネイティブゲーム…売上高11億6800万円(同5.3%減)
第1四半期期間は『ぼくとドラゴン』が安定的に推移した。季節イベントや他社サービスや人気コンテンツとのコラボレーション、機能追加などを実施した。今後も機能改善及び運営チームによる多彩なイベントの実施など、開発および運営双方に注力することで、業績の安定化に努めていく。また、新規プロダクトの開発にも取り組んでいる。

③その他…売上高1億1200万円(同57.9%増)
メディアについては、収益拡大に向けて新メディアの開発に取り組んだ。また、中長期的な成長を見越し、新規ジャンルとしてIoT並びにVRへの投資を開始した。

なお、2017年9月期通期の連結業績予想は、合理的な業績予想の算定が困難であるため、通期の売上高予想のみを開示。従来予想から変更なく、売上高60億円(前期比7.4%増)を見込んでいる。
 
株式会社イグニス
http://1923.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社イグニス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
決算期
9月
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