サイバーエージェントとアイリッジ、位置情報を活用した行動分析とそれに伴う広告配信分野で機能連携を開始


サイバーエージェント<4751>のアドテクノロジー商品の開発を行うアドテクスタジオとアイリッジ<3917>は、位置情報を活用した行動分析と、それに伴う広告配信分野で機能連携を開始した。アドテクスタジオが提供する行動分析ターゲティングツール「AIR TRACK」とアイリッジが提供する位置情報連動型プッシュ通知ASP「popinfo」が連携し、ユーザーの位置や行動履歴に基づいた最適な広告配信、プッシュ配信を実現する。

連携によって可能となった機能
今回、「AIR TRACK」と「popinfo」が機能連携を行うことで、より精度の高い位置情報(来店情報)をもとにしたプッシュ通知や広告配信が可能となる。当機能により、既存ユーザーの来店活性化やリピート率の向上に貢献する。行動情報の分析から見込みのある新規ユーザーを検出することで広告効果の向上が期待できるほか、一定期間以上来店をしていない休眠ユーザーへの広告配信によって、店舗利用の再開促進に効果を発揮する。また、導入企業の購買データと連携すれば、新規ユーザーの獲得から来店・購買まで、包括的な計測・分析も可能となるため、より高度なマーケティングの実現が可能となる。

「AIR TRACK」および「popinfo」は、位置情報の取り扱いに関する利用目的や取得情報などの注意事項に予め同意したユーザー(オプトインユーザー)(※)のみを対象としたサービス。アドテクスタジオの「AIR TRACK」は、ユーザーの位置情報と連携するため、導入企業はあらかじめ指定したエリアに来たユーザーに対して、来店頻度などに応じた最適な広告配信を行うことが可能。今回、「popinfo」の位置情報や各種行動データと連携することで、解析データの精度が高まり、より効果の高い広告配信が可能となる。

アイリッジの「popinfo」は、「AIR TRACK」が組み込まれている第三者が提供するアプリ上に導入企業のターゲティング広告を配信することで新規ユーザーの獲得や休眠ユーザーの利用再開を促進するほか、アプリ広告から来店・購買までの一連の購買活動データを用いたマーケティング施策の実行など、活性化施策が多様化する。

今後の展開
両社は今後も連携を強化し、アプリを活用したユーザーマーケティングの精度を高め、企業のオムニチャネル戦略の活性化や、企業のサービス利用の機会創出を図っていくとしている。


株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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