【ゲーム株概況(2/27)】『ラブライブ!サンシャイン!!』2期決定でKLab堅調 Q&Qアンサーズ×なぜカノコラボでサイバーステップS高 マイネットも高い

2月27日の東京株式市場では、日経平均株価は4日続落。前営業日比176.07円安の1万9107.47円で取引を終えた。為替が一時1ドル=111円台まで円高に振れたことを嫌気して、売り優勢で始まった。一時、290円安まで売られる場面もあった。

こうしたなか、ゲーム関連株をみると、サイバーステップ<3810>がストップ高まで買われた。同社はこの日、『Q&Q アンサーズ』が乃木坂 46・衛藤美彩さんと公認会計士・澤昭人氏によるエンターテインメント・ビジネスノベル『なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?』(略称:なぜカノ)とのコラボが決定したと発表したことが手がかり材料視された。コラボイベントの実施は、リリース後、早い時期に行なうとしている。

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また、KLab<3656>も7.7%上昇の893円と大幅高となった。同社の主力タイトルである『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル(スクフェス)』がApp Storeの売上ランキングで一時TOP10に順位を上げたことに加えて、週末、『ブライブ!サンシャイン!!』のテレビアニメ第2期の制作が決定し、2017年秋に放送予定と発表されたことが材料視されたようだ。『スクフェス』は、アニメ『ラブライブ!』シリーズ作品の放送時に売上が大きく伸びる傾向にあるため、投資家からの期待が集まったようだ。さらにAqoursについては、2nd LIVE TOURの開催も決定したとのこと。

マイネット<3928>も大幅高。2月24日、第11回新株予約権で調達した資金35億4000万円の使途を一部変更し、借入金の返済に加え、ゲームタイトルの仕入れおよびメーカーなどのM&A資金に充当すると発表したことが好感された。同社では、当初は30億5100万円を調達し、銀行からの借入金の返済に充当する計画だったが、それを大きく上回る資金の調達に成功した。その結果、借入金を返済した後、4億8900万円の余剰金が発生したという。同社では、追加された資金使途については、支出時期は2017年12月までに行なう予定としている。

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■関連銘柄一覧
 
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
企業データを見る
株式会社マイネット
http://mynet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社マイネット
設立
2006年7月
代表者
代表取締役社長 岩城 農
決算期
12月
直近業績
売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3928
企業データを見る
サイバーステップ株式会社
https://corp.cyberstep.com/

会社情報

会社名
サイバーステップ株式会社
設立
2000年4月
代表者
代表取締役社長 佐藤 類
決算期
5月
直近業績
売上高74億1600万円、営業損益13億5300万円の赤字、経常損益14億8800万円の赤字、最終利益20億9700万円の赤字(2022年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3810
企業データを見る