【インタビュー】i☆Risが語る14枚目のニューシングル「Shining Star」の注目ポイント 武道館ライブを終え2017年に目指すものとは?



声優とアイドルのハイブリッドユニットi☆Ris待望の14枚目のシングル「Shining Star 」がいよいよ3月8日に発売となる。6人がメインキャストを務めるテレビアニメ「プリパラ」1月からのオープ二ングテーマ曲なので、ご存じの方も多いだろう。そして、大成功に終わった昨年11月の武道館ライブからの第1弾シングルとなる。今回、i☆Risの山北早紀さん、芹澤 優さん、茜屋日海夏さん、若井友希さん、久保田未夢さん、澁谷梓希さんに合同インタビューを行い、新曲の注目ポイントを聞いた。

 
■i☆Risとは
2012年7月の「第1回アニソン・ヴォーカルオーディション」合格者6名で結成し、アニメ「バトルスピリッツ ソードアイズ」EDテーマ『Color』でCDデビュー。2014年7月からはTVアニメ「プリパラ」で、全員がメインキャストを担当している。9thシングル「ドリームパレード」、11thシングル「Goin’on」がオリコンウィークリーランキング8位を獲得し、さらに2度の全国ツアーと武道館ライブを成功に導くなど声優としてもアイドルとしても勢いに乗っているユニットである。4月からは全国9ヵ所17公演を巡る「i☆Ris 3rd Live Tour 2017」の開催も決定した。


――:本日はよろしくお願いいたします。今回はニューシングルについてお話を伺います。現在のプリパラ3rdシーズンの最後のクールの主題歌ということでどういう楽曲に仕上がっているか、こういうメロディや歌詞が好きなどあれば教えてください。

芹澤さん:プリパラとしてクライマックスのオープニング曲ですから、しっとりというか、切なくなるような一面を持っています。そして、i☆Risとしては武道館ライブを終えての一発目の曲ですが、今の私たちでしか歌えない曲に仕上がっていると思います。歌詞については、「キミがいればどんな夢も掴めるから」や「ステキな奇跡がきっと世界に起きるよ」というところがあります。私たちが武道館のステージに立てたことは初期の状況を考えれば、本当に奇跡みたいなものですし、それを体験してきた私たちが次の世代の子どもたちや、夢を目指している人に奇跡は起こせると伝えるのは説得力があります。実際に経験したことだから言えるんだと感じる歌詞がふんだんに盛り込まれていて、プリパラも次の世代に託していかないと…などと思いながら歌いました。
 
▲芹澤優さん


茜屋さん:私は「きっと誰だって 一人きりは淋しい きっと友達は 世界に一人きりのアイドル」というフレーズが好きですね。「世界に一人きりのアイドル」の部分を優ちゃん(芹澤さん)が歌っているんですけど、1話でみれぃちゃんに「世界中に向かって届くように、思いっ切り歌うぷり!」と言ってもらったのを思い出して、らぁらちゃんもそこまで大きくなれたのかな、歌を届けられたのかと嬉しくなりました。

若井さん:私はずっちゃん(澁谷さん)と一緒に歌っているところの、「誰かの優しさで今ここにいる」という歌詞が好きです。武道館ライブを終えて、i☆Risの仲間のことを本当に大事な存在だと改めて感じました。こうやってシングルを出せることもすごくありがたいことですし、この歌詞をみたときにいろいろな人の支えと優しさがあったからこそ4年間やれたんだと改めて実感しました。

久保田さん:私も、友希ちゃん(若井さん)と同じところなんですけど、「ひとりぼっちじゃきっと見つからない 誰かの優しさで今ここにいる」という歌詞が好きですね。この部分は、別に私が歌っているわけじゃないんですけど(笑) 自分とそふぃとのつながりを感じました。そふぃも初期はソロ活動をしていました。そして、みれぃやらぁらに仲間に入れてもらったからこそ、神アイドルグランプリファイナルに行けるくらいまで進化しました。i☆Risのオーディションは何人受かるとは決まっていなかったらしいのですが、仮にオーディションで受かったのが私だけだったら、こんなに活動を続けていられなかったと思います。みんながいてくれたからステージに立てたし、今も楽しく活動させてもらっている理由は、この歌詞に詰まっていると思いました。

 

▲久保田未夢さん


澁谷さん:私は今回のシングルの衣装のデザインをやらせていただいています。プリパラがここで一区切りになりますし、発売が3月8日の卒業シーズンということで、衣装のテーマを「卒業」にしました。デザインの際、中学や高校で着る制服にフォーカスを当てて、制服のような生地を使った衣装も良いんじゃないかと思って、初めて紺色をベースに使いました。後ろの大きいリボンも特長です。メンバーだからこそできる、メンバーの特徴を活かした衣装に仕上がったと思います。メンバーはもちろん、ファンの方からも良かったと言ってもらえて嬉しかったです。歌詞も曲もそうですが、衣装もちょっと見てもらいたいです。


――:メンバーの特徴を踏まえた、というと、今回はパンツスタイルも採用していますよね。

澁谷さん:はい。私と、ひみ(茜屋さん)、さきさま(山北さん)がパンツスタイルです。さきさまは脚を見せたいということで、スカートよりも丈の短いパンツスタイルになっています。

山北さん:出したほうが細く見えるんです(笑)

澁谷さん:(笑) 本当はみんなスカートにしようと思ったんですけど、それぞれの個性を活かしたいと思いました。せっかくなので私のパンツも形を何回も変えて少しワイドにしました。ひみもどちらかというと私と同じタイプで長いパンツが好きだと思うんですけど、短すぎないようにキュロットのような丈にするなど、とにかくディテールにこだわりました!



――:そんなにきめ細かくデザインされたんですか。i☆Risさんといえば、ダンスも魅力ですが、こちらはいかがでしょうか。

山北さん:間奏部分のダンスに注目してほしいですね。プリパラが始まって最初にらぁらとみれぃが出会って、そふぃが加わって、DressingPaféが登場して…という一連の流れを初期のMake it!以降の楽曲のダンスで表現しています。プリパラファンの方にはたまらないと思いますが、ダンスシーンがミュージックビデオには入っていないので、ぜひライブで見ていただきたいです。
 

▲山北早紀さん


――:今回のミュージックビデオにはダンスシーンが入っていないのでしょうか?

山北さん:実は、今回のミュージックビデオはドラマ仕立てになっているんです。

若井さん:ご覧になると、たぶん笑うと思います。

茜屋さん:別に、ストーリーがギャグに寄せて笑いを取ろうというものではないのですが、何か面白いんです。

澁谷さん:内容はすごく良いんだけどね。

久保田さん:今回、それぞれ自分ではない役を演じているんですけど、なんだかんだいって適性にはまっていると思います。

芹澤さん:i☆Risのドラマ仕立てのミュージックビデオは、いつもi☆Risとしてのストーリーとなっていましたが、今回は別のストーリー軸があって、それぞれ何かしらの役を演じています。

若井さん:どこかに集まって撮影するのではなく、各自、いろいろなところにバラバラでロケに行って撮影しましたが、時間がかかったけど楽しかったですね。

澁谷さん:フルで見ないとあれはわからないね。あれこそショートバージョンだと何も伝わらないと思います。
 
一同:(笑)



――:今回のシングルでは、今までに比べてチャレンジしたと感じる部分はありますか?

茜屋さん:私はミュージックビデオでメークをせずに撮影をしました。むちゃくちゃ薄いメークなんです(笑)

澁谷さん:そうなんだ。ロケがバラバラだったので、みんながどんな撮影だったのか、よくわからないんだよね。会ってない人もいるし。

久保田さん:私も会えてない。

茜屋さん:そういう意味で、ミュージックビデオはチャレンジですね。

一同:チャレンジだね(笑)



――:それは本当に気になりますね。

茜屋さん:ご覧になったらわかると思います(笑)


――:楽しみにしています。プリパラとしてタイトルも変わり心機一転、i☆Risとしても武道館ライブを経て5周年となります。次の大きな活動はツアーになるでしょうが、今年はどのような年にしていきたいですか?

若井さん:2017年は、武道館が終わって今後にどうつなげていくか、i☆Risにとってすごく大事な1年になると思います。i☆Risがさらに成長していくためには、個人がもっとレベルアップしないといけないとすごく感じています。それぞれやりたい夢はあるので、それに向かって突き進むのと、それをi☆Risの活動にどうつなげるか、そして、そのために自分のフィールドでどうやって力をつけていくかが大事だと思います。
 

▲若井友希さん


一同:すばらしい! いきなりまとめてくれた(笑)

芹澤さん:友希ちゃん(若井さん)が言ったように、個々でがんばることが一番早くステップアップにつながることだと思います。私は4月にソロデビューしてミニアルバムを発売するので、1人でやっても6分の1だと思われないように頑張りたいです。

茜屋さん:武道館を終えて個々の夢や色も見つかりましたし、自分のやりたいことに向かって頑張っていくといいと思います。そして、i☆Risとして集まった時にすごく良いものをみなさんにお届けできたら、それが一番ですよね。私もお芝居がやりたいとずっと話していて、少しずつ舞台や演劇のお仕事をやらせてもらえています。まだまだ終わらないですが、プリパラも一区切りということで、ここから1人1人がどれだけ頑張れるかが重要じゃないかな。i☆Risとしても大事な1年になると思います。まずは自分の夢に向かって目の前のことをひたすら頑張ろうと思います。


 
▲茜屋日海夏さん


――:そういえば、武道館ライブの最後のMCで、山北さんが「まだ終わらないぞ」とおっしゃっていましたよね。

山北さん:ええ、そうなんです。「Shining Star」の2番の歌詞がぴったりかなと思っています。武道館公演は達成したけど、まだまだ大きな夢はありますし、i☆Risが毎年武道館でできるくらいになりたいです。i☆Risはみんな真剣なので、前のめりで頑張る感じで良いことなんですけど、たまに息抜きしながら笑顔で先に進めたら良いなと思います。

久保田さん:i☆Risとしては5周年になります。4周年の武道館をみて、i☆Risに期待してツアーやライブをみてくださる方も増えたと思います。そういう方々をがっかりさせないように、「日本武道館には見に行けなかったけど、今日来ることができて良かった」と感じていただけるようなステージをどんどん積み重ねていけば、おのずと結果はついてくると思うので、ひたすら目の前にあることをがんばりたいです。個人としてはひとつのことにとらわれず、久保田は久保田だよねという国を作りたいと思います。

若井さん:久保田王国(笑)

久保田さん:うん。本当に建国しようと思います(笑) 声優だから特定のフィールドで天下を取りたいとはあまり思っていなくて、むしろ一つの世界を自分自身で作りたいなと思っています。そして、そこの頂点にずっと君臨し続けたいなと思います。

澁谷さん:私は、i☆Risとしても個人としても、デザインや曲作りはあと40年くらいやりたいですね。そうなると、60歳ですか。

 
▲澁谷梓希さん


一同:(寿命が)短い(笑)

澁谷さん:いやいや、現役で働けるのがあと40年くらいかなと思っているんです。60歳過ぎたらゆっくり過ごしたいから、そのために貯蓄にがんばりたいです(笑) 今はいろいろ勉強していて、まだ発表していないこともあるので、それを早くみんなのもとにお届けできるようにがんばりたいと思います。



――:i☆Risがさらに成長するには、1人1人がそれぞれのフィールドでレベルアップすることが近道であるという認識で一致されているんですね。今年もご活躍を期待しています。ありがとうございました。



 
■リリース情報

●2017年3月8日発売
14th Single「 Shining Star 」 テレビアニメ「プリパラ」1月~OPテーマ曲タイアップ

 

【Type-A】CD+DVD
品番:EYCA-11306/B
価格:(税込) \1,944
<CD>
01 Shining Star  
02 jewel  
03 Shining Star(instrumental)  
04 jewel(instrumental)  
<DVD>
01 Shining Star-Music Video-  
02 Shining Star-Off Shot Movie-  


【Type-B】CDのみ
品番:EYCA-11307
価格:(税込) \1,296
<CD>
01 Shining Star  
02 jewel  
03 HERO  
04 Shining Star(instrumental)  
05 jewel(instrumental)  
06 HERO(instrumental)  
 


●2017年4月5日発売
武道館公演「i☆Ris 4th Anniversary Live~418~」Blu-ray・DVD

「i☆Ris 4th Anniversary Live~418~」
【DVD】EYBA-11345~6 ¥ 5,500(税抜)
【Blu-ray】 EYXA-11347 ¥ 7,800(税抜)
【収録内容】
▼DVD/Blu-ray共通
・日本武道館のLiveを収録!
・i☆Risメンバー インタビューコメント
・Off Shot Movie
※収録内容は変更になる場合がある。


●4/26 芹澤 優ソロデビューミニアルバムリリース!
★【ミニAL+Blu-ray Disc】新曲6曲収録予定/EYCA-11343/B /6,300(税抜)
★【ミニAL】新曲6曲収録予定/EYCA-11344 /2,300(税抜)


●4/9から全国7ヵ所19公演を巡るツアー「i☆Ris 3rd Live Tour 2017」開催!
→現在先行予約実施中! 詳しくはHPへ(→特設サイト)。


 
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虹会公式サイト

エイベックス・ピクチャーズ株式会社
http://avex-pictures.co.jp/

会社情報

会社名
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
設立
2014年4月
代表者
代表取締役社長 寺島 ヨシキ/代表取締役副社長 勝股 英夫
決算期
3月
直近業績
非公開
上場区分
未上場
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