同社は今後、VR用トラッキングエフェクトツール「mochaVR」(モカ・ブイアール)などを含めた、VR制作ソリューションの提供を共同で行っていく。
「mochaVR」は、BorisFXグループの英イマジニアシステムズが開発した“平面トラッキングテクノロジー”によって、360度VR映像内の手ブレ補正や水平調整(スタビライズ)を行い、グラフィックの挿入、オブジェクトの削除などの加工を、VR映像に合わせて追尾することができる、スペシャルエフェクトツールだ。
共同展開の第一弾として、現在提供しているプロフェッショナル向けのVRソリューション「GuruVR Media Pro」に、この「MochaVR」を特別メニューとして加え、VRビジネスに必要なあらゆる加工を可能にするVR制作環境を提供する。
■VR酔いを大幅に軽減するスタビライズ
ジョリーグッドが開発を進めている、ハンズフリー360°カメラマウントシステム「Wearable Mount 360」を始め、ラジコンドーリーやドローンを用いた360°撮影では、撮影の際の揺れや手ブレが「VR酔い」の大きな原因になる。
MochaVRは、独自の平面トラッキングテクノロジーによる“スタビライズ機能”で、このVR酔いを大幅に軽減する事ができる。
■GuruVR BootCampFXで上級テクニックを提供
MochaVRは多機能であるため、その使い方をマスターするには、通常相当な時間が必要になるが、MochaVRの加工ノウハウを、スペシャルエフェクトトレーニング「GuruVR BootCamp FX」として提供することで、短期間でノウハウ習得を可能にする。
■GuruVR Media Pro (グル・ブイアール・メディアプロ)
ジョリーグッドが提供する、プロフェッショナル向けVRソリューション「GuruVR Media Pro」は、すでに多くのテレビ局やプロダクションらが採用しており、撮る、見せるからマネタイズまで、VR事業で必要なことの全てを、短期間で確実に導入することができる。
https://guruvr.jp/service/mediapro/
■Boris FX社について
BorisFXは、放送局、ポストプロダクション、映像プロフェッショナル向けの、ビジュアルエフェクト、タイトル制作、ビデオ編集、ワークフローツールなどのリーディングカンパニーであり、その商品は、世界中で100万人を超えるアーティストやクリエイターらが愛用しています。
2014年には、アカデミー賞を受賞した平面トラッキングテクノロジーツール「mocha」の開発会社である英Imagineer Systems社を買収、2016年には、GenArts Incの買収を果たすことにより、商品ラインを強化している。
https://borisfx.com