宝塚大学、東京新宿キャンパスで『第7回卒業制作展』を12日まで開催中 編集部はVR COMICに注目

宝塚大学は、東京新宿キャンパスにて、第7回卒業制作展ならびに修了制作展を開催中だ。期間は3月11日と12日。

卒業・修了制作展のテーマは『はなひらく』だ。芸術とITスキルを融合した学びの中で、多くの経験を携え、そして社会の中で人の心を動かし影響を与えられる、そんな存在として『はなひらく』瞬間を見て欲しい、としている。

12日にはヤングジャンプ編集部の編集者(増田哲隆氏 テラフォーマーズ担当者)を招いて、出張編集部も開催する。

卒業制作展 特設webサイト
http://www.takara-univ.ac.jp/tokyo/sotsuten/2017/

今回の卒業制作展では、VRに対応した作品が何点が展示されていた。

その中でも注目したのは、『VR COMIC』だ。
 

『VR COMIC』は、漫画をVRヘッドセットで鑑賞する、というものなのだが、ただコミックをVR空間で漠然と読むというものではなく、ページ毎にアニメーションなどを使ったしかけが施されており、視線を使ってページをめくるという仕組みとなる。

特に、"とある"コマは3DVRをみているかのような非常に印象に残る作りになっており、そのコマは今でも筆者の脳内に焼き付いたままだ。

制作した今内氏が、ダークナイトやブレイキングバッドが好みということもあって、非常にアメリカのハードボイルドを感じるテイストで、コミックをベースにしゲームエンジンを使って表現した世界は非常に良好だった。
 

また、VRと2Dで画面を分け、2人プレイを行うSTG『Visual Refraction』も公開されていた。VRと2Dはシンクロしており、2D側は移動と、自機の下方部への攻撃。VR側はHMDを装着しFPSのような視点で敵を倒していくというもの。

第7回卒業制作展ならびに修了制作展は、この他、マンガや、アニメーションなど多くのジャンルでの展示がされていた。特に大学院 修士課程では、国籍を問わない多様な作品が展示されており必見だ。

同大学は新宿駅から徒歩5分にあり、足も運びやすい。展示は明日3月12日の17時までとなっている。


- 『第7回 宝塚大学 東京新宿キャンパス 卒業制作展』開催概要 -
日時:3月11日(土) 10:00 -17:00
3月12日(日) 10:00 -17:00
会場:宝塚大学 東京新宿キャンパス(東京都新宿区西新宿7丁目11番1号)
※ JR新宿駅より徒歩約5分
入場料:無料

 
■展示内容

・マンガ領域
オリジナルマンガ・同人誌・生原稿の展示及びアクセサリーやポストカードなどのグッズ販売
 
・アニメーション領域
絵コンテや設定資料の展示、映像作品の上映
 
・ゲーム領域
VR、iPhone・iPadアプリ、動画、PCゲーム、カードゲームの提案
 
・イラストレーション領域
イラストレーション及びグラフィックデザインの展示
 
・コンテンツデザイン領域
メディアアート作品の展示・上映
 
・大学院 修士課程
個性豊かな大学院生たちによる作品展示
※当日は学生の作品・グッズの販売も行う。
 
 
< 宝塚大学 東京メディア芸術学部 概要 >
・所在地:東京都新宿区西新宿7丁目11番1号
・学部長:北見隆
・アクセス:JR新宿駅西口から徒歩約5分
・設立: 2007年4月
・学科:メディア芸術学科
・領域:イラストレーション領域、マンガ領域、アニメーション領域、ゲーム領域、映像領域、コンテンツデザイン領域
・Webサイト:http://www.takara-univ.ac.jp/tokyo/