【ワンダーリーグ調査】「GearVR」向けアプリ全566個を徹底リサーチした結果を発表…モバイル向けVR市場を分析

モバイルVR向けサービスを提供するワンダーリーグは、GearVR(samsung/Oculus提供)向けにOculus Storeで提供されている全アプリを調査、集計した調査結果を発表した。

GearVRとはバーチャル・リアリティ(VR)体験ができるヘッドマウントディスプレイ(HMD)。「Oculus Rift」のOculus社が、スマートフォンの「Galaxy」シリーズを提供しているサムスン社と共同で開発している。



<分析結果から(リリースより)>

1. 最も多いアプリのカテゴリーは「ゲーム」で36.0%,そして「ギャラリー」が24.6%、「アプリ」が18.4%
考察)ゲーム以外では動画配信が多い。側面にあるタッチパッドコントローラーで操作することから、独立したコントローラーを持つ類似のVR機器であるDaydreamよりもゲーム比率は低い





2. ゲーム・カテゴリーで最も多いカテゴリーは「シューティング」で22.1%, 「アクション」20.6%, 「パズル」の17.6%
考察)9割以上がシングルモードでプレイ中はネット環境を必要としないものが大半を占める。既存ゲームからの置き換えが多い傾向にある。




3. マネタイズの種類としては 無料アプリ51.6%, 有料アプリの比率は48.4%,従量課金は0%。
考察)通常のアプリのマネタイズの主流である従量課金はモバイルVRには不向きなことからなことから採用されていない。優良なタイトルは有料で配信される傾向に。*従量課金はIDやパスワードなどの入力手間がかかることから避けられる傾向に





4.有料アプリ全体で最も多い価格帯は290円で32.8%, 490円 21.5%, 190円で12.8%に
考察)290円と190円の価格帯でほぼ半分を占めるなど、低下価格アプリが多い印象。




5.ゲームアプリに見る価格帯の推移として、最も多い価格ゾーンは290円で31.8%、490円が24.2%、990円で12.7%となっている。
考察)もっとも高額となる¥990ゾーン12.7%にとどまるが、今後は優良タイトルの増加が想定され有料比率、高額比率が高まるものと想定される。





<調査作業について>
最終更新日:2017/3/13
調査方法:Oculus Store Apps (Galaxy S6, S6 Edge, S7, S7 Edge アクセス可能)
利用可能端末:Galaxy S6, S6 Edge, S7, S7 Edge
該当アプリ数:566

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