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【イベント】羽多野渉さんライブツアーファイナル　 “旅”をテーマにした多彩なステージ表現でファンを魅了　 7thシングルも制作決定

エイベックス・ピクチャーズ株式会社

エイベックス・ピクチャーズ

2017.03.26 17:50

エイベックス・ピクチャーズは、この日（3月26日）、人気声優の羽多野渉さんのライブツアー「Wataru Hatano Live Tour 2017“LIVE CARAVAN”」のツアーファイナルを「EX THEATER ROPPONGI」（東京・六本木）で開催した。当日は昼夜2回に分けて行われ、合計2800人のファンを動員した。昼の部の模様をレポートしよう。

羽多野さんは、声優としてだけでなく、アーティストとしても活動をしているが、現在、自身のアーティストデビュー5周年を記念し”5th Anniversary Project”を行っている。ミニアルバム「キャラバンはフィリアを奏でる」を引っ提げ、「旅」をテーマにしたライブツアーを柏、大阪、名古屋で全8公演を行っており、この日が千秋楽となる。

大人気TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」エンディングテーマシングルである「You Only Live Once」や「流転浪漫」「Never be too late」など、ミニアルバム「キャラバンはフィリアを奏でる」の収録楽曲を含めて、合計18曲を時に力強く、時にさわやかに、時に情感を込めて楽曲を表現したほか、朗読、映像表現、ダンサーとの息の合ったダンスパフォーマンスで集まったファンを魅了した。

ライブは、前半はトークは挟まず、「キャラバンはフィリアを奏でる」の世界観を表現していった。「You Only Live Once」で始まった。大人気TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」エンディングテーマシングルとして知られているが、イントロから大歓声が上がり、羽多野さんとダンサーが登場すると観客席の盛り上がりは頂点に達した。

「君がいるセカイ、君のいない世界」、「流星飛行」、「Hikari」「流転浪漫」「明日の篝火」などを立て続けに披露した後、「Dance with Devils」のオープニングテーマ「覚醒のAir～運命のCoda」をパワフルに歌い上げた。また、「リトル・レジスタンス」では、朗読とダンサーを組み合わせたステージ表現、「Rolling life」ではタオルを使った観客席と一体になったステージなど、多彩な表現に会場は酔いしれた。

当日は、あいにくの雨となったが、昼の部には1400人のファンが集まった。雨男という羽多野さんだが、柏、大阪、名古屋、フリーライブと晴天だったので安心していたそうだが、ファイナルは残念ながら雨となってしまった。当日大規模なアニメイベントも行われていたが、こうしたなかでも集まってくれたと「ありがとうございます」とお礼をした後、自身で作詞した曲「あなたへ」で改めて感謝の気持ちを示した。

また、今回も会場ごとに異なるキャラクターソングを披露した。羽多野さん自身、キャラクターソングを歌う機会が少なく、ツアーでは隠れた名曲を披露したいと考えていたという。「Wikipediaで探しました」と冗談めかして話して会場の笑いを誘った後、アニメ「Fairy Tail」で長く演じているガジルのキャラクターソング「俺のIRONブルース」を歌い上げた。

さらに、「Never be too late」では、ファンと一緒に踊りたいということで、羽多野さんはダンサーと一緒にサビの振りを簡単にレクチャーした後、ステージと観客席が一体になったダンスで盛り上がった。

アンコール前の最後は、ミニアルバムに収録されている「You Only Live Once-everlasting-」で締めくくった。羽多野さんは、これまで歌ってきた曲と全く違うため、驚いたそうだが、「ユーリ!!! on ICE」の共演者に聞いてもらって好評だったという。特に諏訪部順一さんから、自身のTwitterでエンディングテーマは羽多野さんが歌っていると紹介してくれたことが嬉しかったと明かした。

アンコール曲では、人気アニメ「ハマトラ」のエンディング「Hikari unplugged」（7話の特殊エンディング）のアコースティックバージョンを披露した。今回、羽多野さん自身がギターを使った弾き語りで、キャンプファイヤーのように、火を囲んでギターを弾きながら、みんなで歌いたいと思っていたという。キャラバントークを経て、「はじまりの日に」を観客席と一緒に歌ってライブを締めくくった。