【ゲーム株概況(3/27)】ほぼ全面安商状の中でシリコンスタジオが異彩高…『BDフェアリーズエフェクト』好調で 新作発表会通過のKLabはS安に

3月27日の東京株式市場では、日経平均株価は3営業日ぶりの反落となり、前日比276.94円安の1万8985.59円で取引を終えた。米トランプ政権の政策の先行き不透明感などから為替が1ドル=110円台前半まで円高方向に振れたことで、朝方からほぼ全面安の売り商状となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体市場と同様に売り優勢の展開の中で、シリコンスタジオ<3907>が一時4430円まで買われるなど異彩高を演じた。シリコンスタジオは、同社が全面的に開発協力したスクウェア・エニックスの新作スマホゲーム『ブレイブリーデフォルト フェアリーズエフェクト』がApp Storeの売上ランキングで19位と早くもトップ30入りを果たす好スタートを切ったこと(関連記事)が材料視されている。

また、子会社Wright Flyer Studiosが前週末に「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の新作『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~』の今夏配信予定を発表したグリー<3632>や任天堂<7974>、ケイブ<3760>などがプラス圏をキープした。

半面、KLab<3656>は、3月25日に新作ゲームラインナップ発表会を開催し、いくつかの新情報が公開されたものの、目先の材料が出尽くしたとみた売り物に大きく押されてストップ安し、そのKLabと子会社アクセルゲームスタジオの開発タイトルが「幽☆遊☆白書 ゲーム化第2弾」と公表されたアクセルマーク<3624>も同様の売り物が殺到した。

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ほか、Aiming<3911>やアエリア<3758>、オルトプラス<3672>などの下げがきつい。



■関連銘柄
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
企業データを見る
シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
企業データを見る