カヤック、鎌倉の不動産会社である稲村ガ崎三丁目不動産を5月1日付で子会社化 不動産の紹介などで従業員の環境の充実にも貢献見込む

カヤック<3904>は、4月20日、稲村ガ崎三丁目不動産の株式取得および第三者割当増資の引受けにより、同社を5月1日付で子会社化することを発表した。

カヤックは、創業以来、「つくる人を増やす」という経営理念のもと、クリエイターを軸とした事業展開を行ってきた。社内のクリエイター比率は90%を超えており、クリエイター(人財)及び組織が競争源泉になると認識している。

また、カヤックは2002年から約15年間にわたり鎌倉に本社を置いており、地域に根差し、地域に貢献しながら、地域とともに成長することを目指している。2016年7月11日付「固定資産の取得に関するお知らせ」にて発表した通り、クリエイターにとって快適な環境をつくることで競争源泉である人財と組織のさらなる充実を図ることを目的として、現在、鎌倉に新開発拠点を建設中だ。

稲村ガ崎三丁目不動産は、鎌倉の地で12年間以上の不動産事業運営実績があり、R不動産との業務提携により不動産仲介サイト「稲村ヶ崎R不動産」の事業運営を行っている。地域に根差した企業経営を行う上で、不動産事業をグループ内に持つことが、今後のさらなる発展に寄与すると考え、今回の稲村ガ崎三丁目不動産の子会社化に至ったという。

なお、今回の第三者割当増資により発行する新株式の一部をR不動産株式会社が引き受ける予定であり、R不動産との業務提携関係もより強固なものとなる。また、カヤックは「職住接近」を推奨しており、従業員への不動産の紹介などを行うことで、従業員の環境の充実にもつながると考えているとしている。不動産を介して、人財及び組織、そして地域のさらなる充実を図り、持続的な競争力強化と企業価値向上を目指す方針だ。

■株式の異動の方法
カヤックは、2017年5月1日付で稲村ガ崎三丁目不動産の発行済株式400株のうち、既存株主より320株を取得する予定。また、同日付で稲村ガ崎三丁目不動産が実施する第三者割当増資において80株を引き受ける。これにより、カヤックは稲村ガ崎三丁目不動産の株式を400株(76.9%)取得することになり、稲村ガ崎三丁目不動産は連結子会社となる予定だ。

なお、今回の子会社化がカヤックの2017年12月期連結業績に与える影響は軽微である見通しとしているが、今後開示すべき事項が生じた場合には、別途開示するとしている。
 



 
株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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