マイネット系のネクストマーケティング、複数の代理店や媒体の広告情報を一元管理する「Active Sonar」を発表 スマホゲームユーザーに特化したDSP「Meegus」も



マイネット<3928>グループのネクストマーケティングは、4月26日、東京都内でスマートフォンゲーム業界のマーケティングイベント「Next Marketing Summit」を開催した。スマートフォンのマーケティングにまつわる様々なディスカッションが行われ、800人を超えるマーケターや広告代理店、メディア関係者が集まった。その中で、同社は、新サービスとして「Active Sonar(アクティブソナー)」と「Meegus(ミーグス)」を発表した。

まず、ネクストマーケティングの嶺井政人社長(写真)が登壇し、「Active Sonar」の紹介を行った。「Active Sonar」は、次世代マーケティングソリューションで、無料で利用することができる。これは複数の代理店やメディアから得ている広告情報の収集・集計を一元管理で行いつつ、集計したデータに基づき、次の施策のサジェスチョンが得られるほか、利用頻度で得たポイントを使って広告出稿なども行える。
 


特にダッシュボード機能については何時間もかかっていた集計作業を瞬時に終わらすことができるため、分析・意思決定などより生産性の高い業務に限られた集中することができるようになる。また、「海外勢の出稿が増えているため、CPIが上がっている。とりあえず続けて駄目だったら次の施策を考えよう」といった、データに基づかない意思決定も減らすことができるという。
 


「Active Sonar」と取引先の広告代理店に利用開始の連絡をするだけで導入することができるそうだ。なお、すでに昨年12月にクローズドβテストを実施したが、定常的にスマートフォンゲームの広告出稿を行っているとみられる90社のうち、11社での導入が決定。App Store売上ランキング50位以内に入っている6タイトルでの導入も決定したそうだ。
 
 
▲サジェスチョンについてもMIT、東大、理研出身のデータサイエンティストチームが広告効果向上に向けた分析・アドバイスを行なう。

 
▲ポイントサービスは、「Active Sonar」に反映された広告費に応じてポイントを付与する。このポイントを使って広告出稿が可能。「このポイントを使って、いままで出稿したことのなかったメディアにお試しで出稿することが可能になる」
 
 
▲メディア機能も。マーケターの業務改善に役立つ記事やインタビューを掲載する。

 
▲7月末までのリリースキャンペーンとして、初月ポイントは通常の5倍の5%分をプレゼントするほか、月1億円広告を出稿する場合、初年度1600万円分のポイントを付与する。


 


続いてネクストマーケティング執行役員の中山和哉氏が登壇し、「Meegus」を紹介した。こちらは端的に言えば、スマートフォン向けの広告配信サービス(DSPサービス)となる。スマートフォンゲームユーザーの獲得に特化している点が特徴で、CPIが従来に比べて45%改善、30日後ROASは135%を達成するなど高い広告効果が得られているという。
 


 
(編集部 木村英彦)
株式会社マイネット
http://mynet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社マイネット
設立
2006年7月
代表者
代表取締役社長 岩城 農
決算期
12月
直近業績
売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3928
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