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【BXD発表会】ブラウザゲームPFを18年春に提供 アイマス・ドラゴンボールZ・ファミスタが初期タイトル HTML5とグループ連携で新しいゲーム体験を提供

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バンダイナムコエンターテインメント(以下、バンダイナムコ)と、ドリコム<3793>は、この日(5月25日)、東京都内で、共同出資による新会社「株式会社BXD(ビーエックスディー)」の設立に関するメディア向けの発表会を開催した。メディア関係者だけでなく、アナリストなど金融関係者も多数集まった。今回はその模様をレポートしておこう。

BXDは、HTML5を中核とする技術を活用したオンラインゲームの配信と配信するプラットフォームの運営などを事業内容とし、バンダイナムコが51%、ドリコムが49%出資する共同出資会社だ。会社設立は8月3日の予定で、社長にはバンダイナムコの手塚晃司氏が就任するとのこと。

5月19日に発表された時点で、両社の共同出資であること、HTML5を活用する点などが注目を集めたが、その具体的な事業内容については不明な部分が多かった。今回の発表会では、両社は、新会社設立の経緯や、展開するサービスの概要、今後の展望などを明らかにした。

まず、バンダイナムコの大下聡社長が登壇し、バンナムのコンテンツとマーチャンダイジング、素晴らしい技術を保有するドリコムとで、リアルとデジタルをつなぐ新たなエンターテイメントの体験を提供したいと述べた。そして、当初は提携や協業を考えていたが、より早くより密接に進めるために合弁会社の形を選択したと述べた。
 


続いてドリコムの内藤裕紀社長が登壇し、ネイティブアプリのマーケットの中心がIPタイトルになると判断し、IPシフトを2年前に行ったが、ほぼ同じ時期からHTML5の技術革新が進み、ブラウザのマーケットが再び立ち上がると考えたと明かした。そして、昨年春からバンダイナムコの手塚氏と話をするなかで、同じ見解を持っていることがわかったという。
 


ドリコムでは、研究開発チームで、HTML5でネイティブに近い体験を実現できるのか実験しており、昨年の夏の段階で、ゴリゴリ3Dでなければ、ネイティブアプリでできるものはほぼブラウザで実現できるようになったとのこと。「ブラウザゲームでもリアルタイム対戦やネイティブの2Dゲームでできるアクションはほぼ実現できる」。

ただ、ネイティブアプリと同じ体験をブラウザで提供するだけでは意味がないと考え、ネイティブアプリではできない遊びを提供することになったという。「アプリの容量が大きくなり、ストレージを圧迫している。すぐにかつ簡単に遊べる形で提供することで、ゲームから離れてしまった人、まだゲームで遊んでいない人が楽しめるようにしたい、とした。

プラットフォームとタイトルの開発を行う中、バンダイナムコ側と毎日のように顔を合わせたが、スピード感をもって進めるには提携より合弁会社がいいと判断した。「合弁会社はうまくいっているところが少ないが、その理由はカルチャーや価値観、ビジョンが異なったままだからだ」。ドリコムと長く一緒にやってきた手塚氏が社長に就任することで、こうした問題は解決できるとの見方を示した。

気になるプラットフォームについては、ゲームだけでなく、エンターテインメントを提供するプラットフォームにしたいとの考えも示した。「本当にブラウザゲームが来るのか、どこまでできるのか、と疑問に思っている方がいらっしゃるかもしれないが、そうではないことを示したい」と決意を示した。

続いて、新会社の社長に就任する予定の手塚晃司氏が新会社の事業展開の説明を行った。手塚氏は、バンダイナムコでは、『ONE PIECEトレジャークルーズ』や『ドラゴンボールZドッカンバトル』など『週刊少年ジャンプ』のIPを活用したゲームのプロデュースを行ってきたとのこと。
 


今回の合弁会社は、HTML5の共通基盤(プラットフォーム)と、HTML5ゲームの開発を行うことが主な事業内容となる。そして、バンダイナムコグループと連携し、新デバイスやロケーション(位置情報やO2O)、商品との連携なども展開する考え。またユーザーの動向を一元管理・分析することで、次の商品展開に活かしていく考えだ。
 


現在、好評配信中の『ONE PIECEトレジャークルーズ』HTML5版のバトル画面でデモを行った。ここであくまでHTML5の技術デモとして作ったもので、リリースする予定はないとしながらも、ブラウザゲームながらネイティブアプリと同じ内容で遊べることを示した。読み込み時間も短く、派手な演出もカクつくことなく実現した。「この豊かな表現力を使って、ゲーム開発を行っていきたい」。
 


ここでローンチタイトルとして、『ドラゴンボールZ』と『ファミリースタジアム』、『アイドルマスター』の新作を提供することを明らかにした。移植ではなく新作と強調した。かなりのビッグタイトルを投入することになるが、「大事なIPを投入して初期から盛り上げたい」という考えが背景にある。
 


ビジネスモデルについては、初期は、ゲームからのアイテム課金が中心になる見通し。その後、商品などとの展開でも収益が上がっていくと考えているという。プラットフォームにはサードパーティも受け入れるが、最初からオープンにするわけではなく、まずは数社から始めていくとのこと。
 
 
▲コーポレートロゴも発表となった。


なお、初年度の収益見通しについては非公開。バンダイナムコホールディングスとして中期経営計画を発表する予定で、そのなかで今回のBXDの展開も発表するとした。大下社長は、「この時点で全体の10分の1程度しかお話をしていない。これから残りの9割を発表していきたい。ご期待いただきたい」と述べ、8月1日の会社設立以降、順次発表していく考えを示した。

 
(編集部 木村英彦)
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企業情報(株式会社ドリコム)

会社名 株式会社ドリコム
URL http://www.drecom.co.jp/
設立 2001年11月
代表者 内藤裕紀
決算期 3月
直近業績 売上高65億3400万円、営業損益2億0600万円の赤字、経常損益2億1700万円の赤字、最終損益5億3700万円の赤字(2016年3月期)
上場区分 東証マザーズ
証券コード 3793

企業情報(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)

会社名 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
URL http://bandainam.co/1mZsovM
設立 1955年6月
代表者 大下 聡
決算期 3月
直近業績 売上高1495億円、営業利益159億円、経常利益180億円、当期純利益117億円(2013年3月期)
上場区分 非上場
証券コード

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