Cygames、アニメIPへの投資を目的としたファンド「CA-Cygamesアニメファンド」をサイバーエージェントと共同で2017年6月中に組成へ

Cygames(サイゲームス)は、6月8日、サイバーエージェント<4751>と共同で、アニメIPへの投資を目的としたファンド「CA-Cygamesアニメファンド」を2017年6月中に組成することを発表した。 

「CA-Cygamesアニメファンド」は、アニメ領域におけるサイバーエージェントグループの事業拡充を目的として、アニメ製作委員会への出資を通し、アニメ作品のネット配信権、ゲーム化権の取得など、アニメIPへの投資に特化して組成するもので、ファンド総額は30億円を予定している。日本動画協会の「アニメ産業レポート2016」によると、日本のアニメ産業市場は2015年実績で約1兆8,255億円におよび、前年比12%増、3年連続で拡大し続けるなど、今後も大きな成長が期待されている。このような市場背景のもと、サイゲームスでは本ファンドでのアニメ投資を通して、アニメのゲーム化展開を強化していく。 

サイゲームスは、2011年5月の設立以来、『神撃のバハムート』や『グランブルーファンタジー』『Shadowverse』など、ブラウザゲームやスマートフォン向けゲームにおいて多様なヒット作を輩出してきた。近年では、2015年3月のアニメ事業部設立を皮切りに、2016年4月にはアニメーション制作子会社CygamesPicturesを設立するなど、アニメ事業にも力を入れている。

2015年に放送された第一作「神撃のバハムート GENESIS」に続き、現在放送中の第二作「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」や『グランブルーファンタジー』のアニメ版「GRANBLUE FANTASY The Animation」(株式会社アニプレックス/制作・株式会社 A-1 Pictures)など、 継続的にアニメ作品を生み出していく。

また、アニメ製作委員会への出資事業も展開しており、これまでに「ユーリ!!! on ICE」や「この世界の片隅に」などTVアニメ・劇場アニメ作品への出資も積極的に行っている。世界からも注目度の高い日本のアニメIPのゲーム化展開などを積極的に行うことで、日本発の世界的なヒットタイトルを生み出すことを目指していく。 

サイゲームスは、「最高のコンテンツを作る会社」というミッションのもと、「CA-Cygamesアニメファンド」を通じ、アニメIPへの出資を行うほか、引き続きオリジナルアニメ作品の製作も強化し、アニメコンテンツのさらなる拡充ならびに、アニメ業界の発展につながる取り組みを行っていく方針だ。

■「CA-Cygamesアニメファンド」概要
ファンド総額:30億円予定
ファンド組成日:2017年6月中(予定)
主な投資対象:アニメIPへの出資(ゲーム化窓口権の取得)、オリジナルアニメ企画

 
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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