いよいよベールを脱いだバンナムの「VR ZONE SHINJUKU」 その施設と国内外に展開する『VR ZONE Portal』とは


 
バンダイナムコエンターテインメントは、6月13日、「VR ZONE SHINJUKU」プレスカンファレンスにおいて、「VR ZONE SHINJUKU」の概要と、VR ZONEブランドの国内外への展開を発表した。
(写真、左から、堀内美康 執行役員、浅沼誠 常務、小山 順一郎 コヤ所長、田宮幸春 タミヤ室長)

本稿では、その施設概要と新たに発表となった『VR ZONE Portal』に関してお伝えする。
 

▲「VR ZONE SHINJUKU」の外観、夜のイメージ。

「VR ZONE SHINJUKU」は、7月14日にオープン予定で、新宿・歌舞伎町TOKYU MILANO跡地に建設を行っている。施設規模は約1100坪の見込みで、お台場の「VR ZONE Project i Can」の165.26坪から比べてかなり大きくなっている。営業は2019年3月までを予定しており、動員目標を100万人と設定している。
 



▲コヤ所長曰く「お客様の生体エネルギーを吸っている」とのことだが、タミヤ室長が慌てて「喜びや驚きの声が集まっているんです」と訂正する一幕も。

外観や内装に関してもかなりこだわって製作している。プロジェクションマッピングを採用し、触ることで花が伸びたり、朝・昼・晩で表情を変えるなど、来場者の動きによってモニュメントが変わるように設計行ったそうだ。
 
 
 



また、施設内のさらなる目玉として、バーチャルリゾートカフェ&ダイニング『GLAMPER'S』だ。グラピングをテーマにした同施設は、プロジェクションマッピングで大自然を満喫しつつ、VRコンテンツで絶叫している人を"さかな"にご飯を楽しめるようになっているという。

もちろん食事の質にも拘っており、わざわざ開発を行ったメニューを楽しむことができる。
 
 

▲実際に提供されるメニューだ。パックマンのマドラーがかわいい!!
 
そして気になる料金体系だ。当日券も存在はしているが、予約者が優先で入場する仕組みだ。入場のコントロールはあるものの、一度中に入れば退店は自由にできる。つまり、お台場の時とは異なりいくらでも遊ぶことができるのだ。また、今回特徴的なのは1day4チケットセットを設けていることだ。
 


1day4チケットセットは、一番オススメの遊び方として提案しているチケットで、入場チケットと、4つのアクティビティが遊べるようになっており、上記の図にあるような色でグルーピングされている中から、それぞれ1つ遊ぶことができるという仕組みだ。
 
 
 


なお、予約の開始は、6月16日(金)昼12:00から開始する。
 

VR ZONE SHINJUKU




 
また、今回新たに発表されたのは「VR ZONE Portal」という名の施設だ。同施設は旗艦店舗よりも小規模、坪数で言うと30〜70坪ほどの店舗になり、3,4種類程の筐体での運営を行う予定だという。まずは2017年夏に海外1号店としてロンドン、2017年秋に国内1号店として神戸にそれぞれオープンするという。

画像に記載されている店舗は以下の通り。

・中国
北京
上海
香港

・マレーシア
クアラルンプール

・アラブ首長国連邦
ドバイ

・シンガポール
シンガポール

・タイ
バンコク

・インドネシア
ジャカルタ

・日本
札幌
名古屋
広島
福岡
仙台
神戸


同社の企業理念として、「"夢・遊び・感動"は幸せのエンジンです。わたしたちバンダイナムコは斬新な発想と、あくなき情熱で、エンターテインメントを通じた"夢・遊び・感動"を世界中の人々へ提供しつづけます。」とし、その体現をすべく、世界中に「VR ZONE」の冠がついた施設を展開していくという。

これによって今まで一部の地域でしか体験できなかったVRアクティビティを楽しめるようなるため、今後の更なる展開を楽しみにしていよう。

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株式会社バンダイナムコエンターテインメント
https://www.bandainamcoent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
設立
1955年6月
代表者
代表取締役社長 宇田川 南欧
決算期
3月
直近業績
売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)
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