サイバーエージェント、DMP「RightSegment」で顧客単価が向上する見込みの高いユーザーをAIによって分析・判別するサービスを開始

サイバーエージェント<4751>のアドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオは、アプリに特化したDMP「RightSegment」(提供：RightSegment)において、顧客単価が向上する見込みの高いユーザーを人工知能（以下、AI）で判別し、アプリケーションの売上を最大化するサービス「ASAS(App Sales Auto Scale / 略称読み：アズアズ)」の提供を開始した。

今回提供を開始した「ASAS」は、顧客単価が向上する見込みの高いユーザーをAIによって分析・判別することができるサービス。例えば、企業のECサイトを利用しているユーザーのうち、顧客単価が向上する見込みの高いユーザーに対して特典を通常よりも高価な特典にしてアプリダウンロードを促進するなど、アプリのダウンロードプロモーションにおける予算比率の最適化を実現する。

テスト時の配信実績では、EC企業にて自社サイト内から自社ECアプリへの誘導を狙う広告配信の際に「ASAS」を適用したユーザー群と適用していない（無作為に抽出した）ユーザー群でA/Bテストをしたところ、「ASAS」を適用していないユーザー群では購入単価の低いユーザーがいたため、アプリインストール後の顧客単価が平均して68％にとどまったのに対して、「ASAS」を適用したユーザー群ではアプリインストール後の顧客単価が平均して111％まで向上した。また、ユーザーがアプリをインストールする前の購入金額と比較し、「ASAS」を適用した自社広告配信によりアプリをインストールしたユーザーの顧客単価は163％まで向上している。「ASAS」では企業のサイト利用者のアプリダウンロードを図るだけでなく、企業サイト外でもAIによる判別データをもとに広告配信を行うことが可能だ。

（図1）ASAS配信のA/Bテスト結果