​CRI・ミドルウェア、車載組込み用サウンドミドルウェア「CRI ADX Automotive」を提供開始…高度なインタラクティブサウンドを実現

CRI・ミドルウェア<3698>は、高度なインタラクティブサウンドを実現する車載組込み用サウンドミドルウェア「CRI ADX Automotive」の提供を開始した。

「CRI ADX Automotive」は、自動車の運転状況によって変化するインタラクティブな通知音や音声ガイドを軽量に実現します。自動車のスマート化(※)によってドライバーへの情報伝達量が増え、音声の重要性が高まる自動車市場に向けて、CRIの音声技術を広く提供していく。
※スマート化:IoT(Internet of Things)やコンピュータ制御により、状況に応じた高度な処理能力を持たせること。

(以下、プレスリリースより)

近年、自動車には、電動化や自動化にともない多くのセンサーが搭載されています。これらのセンサーから得られる自動車の情報は、安全な走行のためにドライバーに的確に伝えられなければなりません。とくに通知音や警告音、音声ガイドは、複数の音声が重なった場合にその内容を即時に判断できることが重要になります(例:車両接近通報音、クリアランスソナー、シートベルト警告音、ドア警告音など)。今後、自動車のスマート化が進むことにより、インターネットから得られる情報など、ドライバーに伝える情報量はさらに増えていくと見込まれます。ドライバーは進行方向を目で確認しハンドル操作を行う必要があるため、目視を必要としない音声での情報伝達は重要であり、さまざまな用途での音声の活用が見込まれます。

■CRI ADX Automotive
CRI ADX Automotiveは、自動車に搭載されるさまざまな通知音、警告音、音声ガイドを、車体情報や走行状態、危険度などに応じた優先順位で再生可能にするサウンドミドルウェアです。エンターテインメント分野で多くの採用実績を持つ「CRI ADXR」を車載組込み向けに最適化し、状況に応じて最適な音声を再生する、高度なインタラクティブサウンド技術を組込みマイコンで実現します。

▼CRI ADX Automotiveの特長
①高音質・低負荷・高圧縮な組込み機器向け軽量サウンドシステム
車載サウンドを、高音質・低負荷・省メモリで実現します。高度なリアルタイム処理の必要な車載組込み機器においても、安定して動作します。独自の音声圧縮技術によって大量の音声ガイドを搭載することもできます。

②自動車の状況によって変化するインタラクティブなサウンドシステム
通知音、警告音、音声ガイドなど、自動車に搭載されるさまざまな音声を、車体情報や走行状態、危険度に応じた優先順位で再生します。リアルタイムに複数の音声を組み合わせて再生するため、必要最小限の音源データ量でインタラクティブサウンドを実現します。

③プログラムを変更せずにツールで制御パラメータを調整可能なデータ主導型サウンドシステム
音源生成、パラメータ調整、シミュレーション、最適化などのサウンドの開発から確認までのすべての工程をツールで行えます。従来は、車種に合わせて個別にプログラミングし、細かなチューニングと確認作業を繰り返す必要があったサウンド開発業務を、大幅に効率化します。



▼「CRI ADX Automotive」対応車載サウンド
コックピット系:シートベルト/ドア警告等の各種アラーム、ウィンカー、コーナーセンサー など
車体(ボディ)系:車両接近通報音、バックブザー、ドアロック音 など
カーオーディオ系:カーナビ、ラジオ、CD、TV など



▼「CRI ADX Automotive」製品ページ
http://www.cri-mw.co.jp/product/automotive/adx/index.html

 
株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
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