グリー<3632>は、千葉大学教育学部藤川大祐教授との共同授業を通じて企画・開発した小学生向け家庭科学習ゲームアプリ『SHOW TIME!!』を7月5日より配信開始した。
※写真は2017年1月に実施した実証授業での集合写真
同社は、主力事業であるゲームの可能性を活用した社会貢献活動の一つとして、2013年より千葉大学教育学部藤川大祐教授と共同授業をプロデュースしている。この授業ではアイデアソンでの企画、ハッカソンでの学習アプリの制作、制作した学習アプリを使った小学校での実証研究授業を通じて、ゲームの力を応用した教育を理解しその知識を生かせる人材を育成することを目的としている。
小学校では、授業進行において、児童の能力差による弊害が起きていると言われている。授業の内容・進行を一定レベルに合わせるため、効果的かつ公平な学習につながらない恐れがある。2016年度の共同授業では、そうした学習現場における課題の解決につながるような「能力差があるチームにおける協働作業を促す社会科・家庭科のアプリ」をテーマに、アイデアソン、ハッカソンを通じて、千葉大学の学生とグリーグループのエンジニアが共同で4つの学習ゲームを制作した。2016年12月に実施されたハッカソンでは、「協働性」「ゲーム性」「学習効果」など5つの軸で教員およびグリーの役員が評価を行い、最も点数が高く、大賞を受賞した作品が、今回配信を開始した『SHOW TIME!!』となっている。
■「SHOW TIME!!」とは
小学校6年生の家庭科、被服分野の知識獲得と多様な価値観の受容が狙いの学習ゲームアプリ。 2人で1つの端末を使い、協力して被服にまつわるクイズを解き、衣類をアバターに着用させるゲームとなっている。クイズの正答率が高いと選択可能な服の数が増え、コーディネートの幅が広がる。出来上がったコーディネートはクラス内で共有でき、 児童同士でお互いのコーディネートについて「いいね!」などのリアクションを行って、互いの価値観の共有や意見交換をすることも可能だ。
■「SHOW TIME!!」
© GREE, Inc.
© 千葉大学教育学部授業実践開発研究室
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高754億4000万円、営業利益124億9800万円、経常利益130億8600万円、最終利益92億7800万円(2023年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632