ゲームソフト開発のトーセ<4728>は、7月6日、2017年8月期の第3四半期累計(9~5月)の連結決算を発表、売上高27億7200万円(前年同期比9.5%減)、営業利益3900万円(同70.9%減)、経常利益1億3000万円(同35.1%増)、四半期純利益1800万円(同12.8%減)となった。第2四半期末時点では累計で5400万円の営業赤字を計上しており、この四半期期間(3~5月)は約9000万円の営業黒字を計上した形となる。
スマートフォン向けゲームの開発依頼の増加に伴い、モバイルコンテンツ関連の売上が大幅に伸長したものの、前年同期に比べて家庭用ゲームソフトの大型タイトルの開発完了が少なかったことなどにより、売上高は減収となった。一方、利益面では、開発費の一部を同社が負担し、費用をロイヤリティ売上で回収するレベニューシェアモデルを採用した家庭用ゲーム機向け大型案件のロイヤリティ売上が想定を下回ったため営業減益となったものの、外貨建資産の運用益や為替差益を想定以上に計上したことで経常利益は増益となった。最終利益には特別損失に投資有価証券評価損1億1600万円を計上したことも影響している。
また、期中の開発完了タイトル数は、家庭用ゲーム機向け5タイトル、パソコン向け4タイトル、携帯端末向け6タイトルの合計15タイトルとなった。
なお、2017年8月期通期の連結業績予想については、4月6日に発表した修正予想から変更なく、売上高50億100万円(前期比2.6%増)、営業利益2億3300万円(同10.0%減)、経常利益3億3300万円(同66.4%増)、当期純利益9200万円(同0.9%減)の見込み。
スマートフォン向けゲームの開発依頼の増加に伴い、モバイルコンテンツ関連の売上が大幅に伸長したものの、前年同期に比べて家庭用ゲームソフトの大型タイトルの開発完了が少なかったことなどにより、売上高は減収となった。一方、利益面では、開発費の一部を同社が負担し、費用をロイヤリティ売上で回収するレベニューシェアモデルを採用した家庭用ゲーム機向け大型案件のロイヤリティ売上が想定を下回ったため営業減益となったものの、外貨建資産の運用益や為替差益を想定以上に計上したことで経常利益は増益となった。最終利益には特別損失に投資有価証券評価損1億1600万円を計上したことも影響している。
また、期中の開発完了タイトル数は、家庭用ゲーム機向け5タイトル、パソコン向け4タイトル、携帯端末向け6タイトルの合計15タイトルとなった。
なお、2017年8月期通期の連結業績予想については、4月6日に発表した修正予想から変更なく、売上高50億100万円(前期比2.6%増)、営業利益2億3300万円(同10.0%減)、経常利益3億3300万円(同66.4%増)、当期純利益9200万円(同0.9%減)の見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社トーセ
- 設立
- 1979年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高56億6200万円、営業利益4億6900万円、経常利益5億500万円、最終利益3億1000万円(2022年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4728