【レポート】広島・尾道を舞台にした宇宙魚捕獲アクション『ソラとウミのアイダ』が記者発表会を実施…フォワードワークス初のオリジナルアプリ

 
フォワードワークスは、7月25日、恵比寿ガーデンプレイス内「ザ・ガーデンルーム」にて、2017年10月上旬に配信開始を予定している、同社初のオリジナルスマートフォン向けゲームアプリ『ソラとウミのアイダ』記者発表会を開催した。
 
本発表会では、フォワードワークスのエグゼクティブディレクターである川口智基氏を始め、『ソラとウミのアイダ』原作・総監督を務めるマルチクリエイターの広井王子氏、本作に出演する女性声優陣の面々が登壇。本作の設定や魅力、今後のマルチメディア展開についての発表を行った。
 
 
 
 
【『ソラとウミのアイダ』ティザームービー】

 
 

■魅力的な6人の方言女子が登場!

 
ステージが始まるとまずは川口氏と広井氏が登壇。広井氏は「(現在の開発状況は)90%です。あと10%ほどの調整を開発陣が死ぬ気で行っておりますので、やっとみなさんにお見せできる段階までは来れたかなと思います」とタイトルの現状を伝えた。
 
 
▲フォワードワークスのエグゼクティブディレクターである川口智基氏(写真左)と、『ソラとウミのアイダ』原作・総監督を務めるマルチクリエイターの広井王子氏(写真右)。
 
本作の舞台は、実在する広島県 尾道市がモデルとなっている。海で魚が獲れなくなった世界で、宇宙漁師を目指す6人の少女たちの成長が描かれていく。本作の設定案は広井氏が3~4年前から考えていたもので「宇宙に巨大な生け簀を作って宇宙漁ができたら面白いのではないか」、また「まだまだ漁師の世界では女性が少ないという点から男女雇用機会均等法をテーマに焦点を当てられないか」というところから企画が発端したというエピソードを語った。
 

 
【『ソラとウミのアイダ』オープニングムービー】

 
続いて、本日初公開となる上記のオープニングムービーを上映。その後、声優の高橋花林さん(空町春 役)、立花理香さん(村上波乃 役)、井上ほの花さん(ルビー・安曇 役)、すずきももこさん(櫻舞湖 役)、神坂和さん(美剣真 役)、浅川悠さん(鳴海高子 役)ら6名が登壇し、自身が演じるキャラの紹介を行った。
 

▲高橋さん演じる空町春は、東京の下町・向島生まれの17歳。カッパと呼ばれるほど泳ぎが得意で、おっちょこちょいな性格ではあるが、明るく魅力的な女の子とのこと。


▲立花さん演じる村上波乃は広島県尾道市出身の17歳。祖父の代までは網元として大きな船を持つ家だったが、海から魚がいなくなったことで廃業。子供の頃から祖父の背中をみて憧れており、男性に負けない宇宙漁師を目指している。
 

▲井上さん演じるルビー・安曇は、カリフォルニア出身の16歳の女の子。アメリカ人である父は、全米漁業組合の理事長で大富豪の家系で育つ。その父から「日本に行ってスパイになっておいで」と言われたことをきっかけに日本で暮らすことになる。
 

▲すずきさん演じる櫻舞湖は、几帳面で内向的な秋田県育ちの女の子。宇宙漁師で行方不明となった兄を慕い、どんな苦しい状況で心が折れそうになっても、兄を助けるために漁師にならなくてはいけないという強い使命感を持つ。
 

▲神坂さん演じる美剣真は、京都育ちの18歳。有名な刀剣師の家に生まれる。先祖代々、家の中には神様がいると聞いて育ったため、神様との関係については誰よりも熟知している。父に「女には刀は打てない」と言われたことから漁師の道を選ぶことに。
 

▲写真は左から、浅川さん、すずきさん、高橋さん、立花さん、井上さん、神坂さん。浅川さん演じる鳴海高子は、尾道市の市役所職員とのこと。漁業課宇宙係として個性あふれる面々を導き、プレイヤーをサポートしてくれる。
 
さらに、この日、登壇できなかった米野真織さん(薪真紀子 役)からは、本作に対するメッセージが映像で寄せられた。
 
 
▲米野さん演じる薪真紀子は、熊本県出身の19歳。1番年上ということもあり、他のメンバーの仲裁役となっている。宇宙漁業の推進者である父に憧れて宇宙漁師を志願した。さらに、これに関する深いエピソードについても今後、明らかになっていくとのこと。
 
なお川口氏は、本作には他にも池田勝さん、高木渉さん、内田直哉さん、櫻井孝宏さんといった豪華声優陣が参加していると紹介した。
 
キャラについてのこだわりを問われた広井氏は「テレビで方言女子の米野さんを見たときにピンときたのと、オーディションですずきさんに秋田弁を披露されたときに面白いと思ったのでそのまま採用しました」と答えた。ゲーム内はフルボイスとなっており、台詞は方言、字幕で標準語が表示されるとのことだ。
 

▲作中には、実在する尾道の風景が多数登場している。広井氏は、各店舗や尾道市役所、広島県と4年がかりの交渉を経てここまでこぎつけたと当時の苦労を明かした。
 
自身の出身地とは異なる方言を喋ることになった、すずきさんと神坂さんは、イントネーションなどを正しく発声するために友人に協力してもらいながら練習したという話を披露した。そのほか、広島出身の村上波乃には、広島東洋カープの許諾も得たうえで同球団のファンであるという設定がなされているということも語られた。
 

 
声優陣降壇の前には代表として高橋さんから「様々な地域から尾道に集まった個性豊かな候補生たちが織り成す物語は、皆様の心を温かくしたり、背中を押してくれるものになっていると思います。是非、配信を楽しみにしていてください!」とファンへメッセージを伝えた。

 

■宇宙漁業を楽しむアクションゲーム

 
ここからは、川口氏と広井氏によるゲームシステムについての説明へ。本作は、6人の候補生を中心とした物語が描かれる「ストーリーパート」と、宇宙魚を捕獲する「宇宙漁業パート」に分かれている。
 

 
「ストーリーパート」は、ユーザーが新しい部長に就任するところから始まる。物語中に登場する選択肢によって、キャラの反応や展開が変化していく。メインストーリーのほか、各候補生にフォーカスした「候補生ストーリー」が存在するとのこと。候補生ストーリーは、候補生ごとの「心の鍵」が必要になることが明かされた。なお、心の鍵は宇宙漁業パートで手に入るとのこと。
 

 
▲実機プレイでは、選択肢によって反応に変化が見られる点についても公開された。また、あえて選択肢を選ばないこともできるため、思いもよらない反応が見られることもあると話した。
 
「宇宙漁業パート」では、候補生と守護神がペアとなり漁に挑む。候補生と守護神には相性の良し悪しがあり、どの候補生と守護神を組み合わせるかが部長の腕の見せ所となるという。なお、固有の必殺技「神通力」を持つ守護神は、ゲーム内のガチャから入手可能とのこと。
 
 

▲巨大な生け簀の中の宇宙魚を捕まえる「宇宙漁業パート」。画面の下には候補生が表示されており、生け簀の中には守護神の姿が見える。出撃ボタンを押してエネルギーを溜め、タイミング良く狙った方向に守護神を弾き飛ばすことで宇宙魚にダメージが与えられるようだ。
 
 
▲ほかにも、守護神同士をぶつけて攻撃を重ねたり、特定のアイテムを獲得することで敵を一列に揃えられる「たたけ!」を使用したり、カウンターが0になることで発動可能な「神通力」など、本作の特徴となる要素が紹介された。
 
 
▲中でも最も特徴的だったのは、画面をグルグル回して攻撃ができる「ブン!」機能だ。ゲージを溜めることで候補生ごとに発動可能で、最大で3人まで同時参加して強力な攻撃を行える。
 
さらに、候補生にプレゼントをあげることで信頼度を上げることが可能となっているが、これについての効果は実際にゲームで体験してみてほしいと川口氏は語った。



そのほか、本日より開始となった事前登録キャンペーンや各種プロモーションについては、下記の関連記事を参考にしていただきたい。
 

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(取材・文 編集部:山岡広樹)



 ■『ソラとウミのアイダ』
 

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株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
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株式会社フォワードワークス
https://forwardworks.com/

会社情報

会社名
株式会社フォワードワークス
設立
2016年4月
代表者
代表取締役社長 植田 浩
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