マーベラス、音楽・映像事業が絶好調…舞台『刀剣乱舞』や『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』等計上の第2四半期以降にも期待

マーベラス<7844>の音楽・映像事業が絶好調だ。先日発表した第1四半期(17年4〜6月)の業績は、売上高が前年同期比23%増の11億640万円、セグメント利益は同72%増の4億3500万円と大幅な伸びとなった。大きなコンテンツの上演があった前四半期比(1~3月)との比較では落ち込んだものの、中長期的に見ると、同事業の売上高、営業利益はともに上昇トレンドを継続していることがみてとれる。そして収益の振れの大きいゲーム事業に業績が左右される同社にあって、収益面で安定的に支える存在となっている。
 

第1四半期の音楽映像制作部門では、TVアニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」等のパッケージ商品化を行ったほか、前期に放送したTVアニメ「刀剣乱舞-花丸-」のBlu-ray・DVD販売が引き続き好調に推移。また、同社が主幹事を務めるアニメ作品「東京喰種」の国内外商品化等による収益が好調に推移してるという。

ステージ制作部門においては、4月に「ミュージカル『薄桜鬼』原田左之助 篇」を上演、前期の大ヒット公演「『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~Take your marks!~」のBlu-ray・DVDを5月に発売した。さらに舞台・ミュージカル各シリーズのパッケージ販売、ライブビューイング、国内配信事業等が好調に推移、当四半期に寄与した。

また、一部第2四半期での計上となるが、新作舞台『ジョーカーゲーム』はチケット完売の好評に、「ミュージカル『テニスの王子様』」の4月のライブ「TEAM Live HYŌTEI」、5月に「コンサートDream Live 2017」も実施し、好評だったとのこと。
 

第2四半期以降では、オリジナルIPのクロスメディア展開を含む、新作アニメをラインナップ。スマホゲームとアニメのマルチメディア展開を見込む『戦刻ナイトブラッド』のアニメ作品を10月に放送開始、『Fate/EXTRA Last Encore』を今冬に、前期に好評を博したアニメ『刀剣乱舞-花丸-』も2018年1月に第2期の放送が決定している。

ステージ制作部門では、大人気シリーズとなった舞台『刀剣乱舞』の新作義伝 暁の独眼竜を6月から7月に上演、同じく6月から7月には実写映画と同時期に上演し話題をよんだ舞台『東京喰種トーキョーグール』~或いは、超越的美食学をめぐる瞑想録~を、そして現在、新作としてB-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』の上演を行っている。

また9月には、前期より人気シリーズとして定着した『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』の番外編にあたる『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Judge of Knights~を上演する。
 
 
株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高253億4100万円、営業利益24億8800万円、経常利益29億3100万円、最終利益19億2500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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