【ゲーム株概況(8/7)】新作期待でアクセルマークが4日続伸 『ドッカンバトル』好調でアカツキは新高値 決算通過のバンナムとスクエニに明暗

8月7日の東京株式市場では、日経平均株価は3日ぶりに反発し、前日比103.56円高の2万55.89円と2万円台を回復して取引を終えた。為替が1ドル=110円台後半まで円安方向に振れたことで、輸出関連株を中心に買い物が先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、アクセルマーク<3624>が一時1880円まで買われるなど上げ幅を拡大して4日続伸した。引き続き子会社アクセルゲームスタジオが開発を担当しているスクウェア・エニックスの新作『ディアホライゾン』への期待感が先行する展開となっている。

また、この日は前週末に第1四半期決算を発表した大手ゲーム2社の株価の明暗が分かれた。第1四半期決算とともに2Qと通期予想の上方修正を発表し、『ドッカンバトル』の絶好調ぶりがあらためて浮き彫りとなったバンダイナムコHD<7832>は、材料出尽くしの売りに押される展開となった。一方、第1四半期決算が2ケタ超の増収増益となったスクウェア・エニックスHD<9684>は、今後の増額発表余地が大きいとの見方から大幅続伸した。

さらに、『ドッカンバトル』好調の連想からアカツキ<3932>も続伸し、一時1万280円を付けるなど新高値を付けた。

半面、アエリア<3758>やKLab<3656>が売られ、ゲーム関連事業譲渡の影響で第1四半期決算が大幅減収減益となったクルーズ<2138>はストップ安した。

ほか、サイバーステップ<3810>もストップ安となり、7000円台に位置していた6月下旬から7月上旬にかけての株価水準から半値以下まで売られる格好となった。


■関連銘柄
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高243億3600万円、営業利益57億円、経常利益52億700万円、最終利益13億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
企業データを見る
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3432億6700万円、営業利益443億3100万円、経常利益547億0900万円、最終利益492億6400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
企業データを見る
アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
企業データを見る
株式会社バンダイナムコホールディングス
http://www.bandainamco.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコホールディングス
設立
2005年9月
代表者
代表取締役社長 川口 勝
決算期
3月
直近業績
売上高9900億8900万円、営業利益1164億7200万円、経常利益1280億0600万円、最終利益903億4500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7832
企業データを見る