カドカワ、第1四半期は営業益71%減の7億円、最終赤字転落 ニコニコで先行投資、ラノベ・コミック苦戦、ゲームアプリは好調

カドカワ<9468>は、8月10日、第1四半期(4~6月)の連結を発表し、売上高499億4100万円(前年同期比1.9%増)、営業利益7億9000万円(同71.1%減)、経常利益6億4000万円(同68.6%減)、最終損益2300万円の赤字(前年同期10億5900万円の黒字)となった。

 


「ニコニコ動画」を展開するWebサービスは、売上高76億0800万円(同3.9%減)、セグメント損益7200万円の赤字(同4億4800万円の黒字)だった。プレミアム会員数の減少による売上の減少に加え、niconicoの新バージョン(く)の開発費用が先行して発生したことによる。

出版事業は、売上高270億1300万円(同4.1%増)、セグメント利益10億9400万円(同49.3%減)だった。電子書籍が順調に拡大したが、主力のライトノベル、コミックスがやや勢いを欠いたこと、在庫の評価減などで厳しい業況だったという。

映像・ゲーム事業は、売上高107億3500万円(同4.9%増)、セグメント利益6億4200万円(同38.9%減)だった。実写の劇場作品が低調だったことが影響した。ゲームは「DARK SOULSⅢ」の販売収入や海外からのロイヤリティ収入が続いているほか、アプリ「戦刻ナイトブラッド」「天華百剣 -斬-」「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」が好調だった。

なお、2018年3月期の業績予想は非開示。グループを取り巻く事業環境の変化は早く、それに伴い業績も短期的に大きく変動することも想定されるため、としている。