【ゲーム株概況(8/22)】主力株に様子見ムード広がる中、中小型株の一角に物色　『Switch』予約殺到の任天堂がこじっかり　希薄化懸念でアエリアがさえない

8月22日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら5日続落。前日比9.29円安の1万9383.84円で取引を終えた。不安定なトランプ政権や、北朝鮮情勢などが意識され、自律反発狙いの買いも続かず、模様眺めムードが広がった。

主力株に手詰まりムードが強まる中、値動きの軽い中小型株の一角に物色の矛先が向かったようだ。アクロディア<3823>や、エヌジェイホールディングス<9421>、オルトプラス<3672>、ケイブ<3765>などの上昇が目立った。

任天堂<7974>がしっかり。22日から10月発売分の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の予約受付がスタートし、任天堂の運営する通販サイト「マイニンテンドーストア」では予約が殺到し、サイトへのアクセスを制限する動きも見られたことなどが材料視された。また「ミニスーパーファミコン」の新情報も注目を集めた。

また、アエリア<3758>が反落。北米のモバイルゲーム運営会社ゼノバースを株式交換を通じて買収すると発表したが、株式交換による買収が多いため、株式の希薄化が懸念されているという。またリベル・エンタテインメントに続く、収益貢献する子会社が出てくるかどうかも注目されている。
 


■関連銘柄一覧