【ゲーム株概況(9/8)】東証1部への市場変更発表のアカツキが買われる ユーザー行動の予測エンジンを材料にシリコンスタジオも高い

9月8日の東京株式市場では、日経平均株価は反落し、前日比121.70円安の1万9274.82円で取引を終えた。米国の利上げの可能性が後退したことなどから為替が1ドル=107円台半ばまで急速に円高方向に振れたこともあり、朝方から売り物が先行する展開となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、アカツキ<3932>が一時9310円まで買われるなど終日強さを見せた。アカツキは、前日9月7日に9月14日付での東証1部への市場変更を発表(関連記事)しており、1部昇格によるTOPIX採用で連動ファンドへの組み入れの買い物を見越した先回り買いの動きなどが出る格好となったようだ。

ほか、シリコンスタジオ<3907>やトーセ<4728>、ブロッコリー<2706>などが買われた。シリコンスタジオは、ユーザー行動を予測する高度な機械学習エンジン「YOKOZUNA data」が海外で開催されたコンテストで優勝したことで、今後の市場のニーズにつながっていくのではとの期待が高まったもよう。

半面、ボルテージ<3639>は、引き続き『アニドルカラーズ』の配信開始による目先材料出尽くし感から売られ、ガンホー<3765>やコロプラ<3668>、モブキャスト<3664>などもさえない。サイバーステップ<3810>は小幅ながら7日続落した。


■関連銘柄
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高243億3600万円、営業利益57億円、経常利益52億700万円、最終利益13億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
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