オルトプラス、資本業務提携先の台湾XPECが上場廃止に…累計ですでに4.51億円の評価損計上、追加の評価減は不要と判断

オルトプラス<3672>は、9月12日、資本業務提携先である台湾XPEC Entertainmentの株式が台湾グレタイ証券市場での展望売買を終了する旨の告知が行われたと発表した。つまり、上場廃止となった。

グレタイ証券市場は、これまでXPEC株式の取引停止を2度に渡って延長していたものの、9月8日に開催されたXPECの株主総会が定足数を満たさず流会となり、独立董事(社外取締役)の補選が期限までに完了しなかったこと、また株主権益を保障するための転投資スキームを改善する有効かつ具体的な措置も提示できなかったため。

オルトプラスでは、XPEC株式の株価下落に伴う評価損を2016年9月期に4億5000万円、2017年6月期に9000万円を計上しており、簿価評価額は9100万円、評価損失の累計は5億4100万円となっている。上場廃止に伴い、時価のない有価証券となるが、1株あたり純資産は14.81台湾ドルで、現時点では追加の評価減は不要としている。

ただし、今後、XPECの財務状態が悪化し、実質価額が著しく低下した場合には最大で9100万円の評価損を計上する可能性があるとのこと。
株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
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