フラー、スマホアプリ分析プラットフォーム「App Ape」にユーザー行動分析機能のBETA版を10月1日より追加 「TGS2017」で新機能の紹介も


フラーは、5月にリニューアルしたスマホアプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」に、ユーザー行動分析機能をBETA版として10月1日より追加することを発表した。今後、利用者からの意見を基に改良を重ねた上で、正式版としてのリリースを目指す方針だ。

なお、千葉・幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2017(TGS)」のビジネスデイ(本日(9月21日)と22日)に出展し、新機能の紹介を実施する。ブースでは、実装済みの行動分析機能などを体験することができる。また、ゲームアプリをはじめとする2017年度のUS、Japan、Koreaのアプリ市場の動きをまとめて比較できる特別レポートもTGS限定で配布する。

(以下、プレスリリースより)

休眠ユーザー・アクティブユーザーともに徹底深掘り 
弊社が開発・提供するApp Apeは、スマホアプリビジネスをサポートするアプリ分析プラットフォームです。アプリのストア、パブリッシャー、ユーザー利用データなどをまとめて一つのプラットフォームで提供しているのが特徴で、市場のトレンド把握、競合の調査、マーケティングや広告出稿の最適化などを全面支援。アプリパブリッシャーを中心に、アプリビジネスに関わる3,000社以上に登録、利用いただいております。

今回のユーザー行動分析機能のポイントは次の3点です。

1. 今まで追えなかったアクティブ、休眠の両ユーザーを徹底的に深掘りします 
アクティブユーザーを休眠から復帰したユーザー▽新規にアクティブとなったユーザー▽既存のアクティブユーザーの3つに細分化。休眠ユーザーも新規休眠(アクティブユーザーからの離脱)、継続休眠の2つに分けることで、ユーザーの行動の内訳をより詳細に分析できるようになりました。前月の休眠ユーザーは、今月はどうなったのか?今月の休眠ユーザーは新規なのか、前月からの継続休眠なのかまでわかります。


▲直近月のアクティブユーザー、休眠ユーザーそれぞれの詳細属性分析

2. 他社の施策は、誰に効いたのか?新規獲得か?休眠復帰か?ユーザーの行動を追いかけます 
一定期間中のユーザーの行動を追いかけることができるようになりました。例えば、他社が打ち出したキャンペーンによって、新規アクティブユーザーが獲得できたのか、休眠ユーザーが復帰したのかなどが把握できます。時系列で行動の変化を捉え、施策に反映することができます。


▲前月からのアクティブユーザー、休眠ユーザーの変化を把握できるダッシュボード

3. 行動に性別・年齢を掛け合わせることも可能に 
増減があったアクティブユーザーの性別・年齢まで追いかけることができるので、「30代男性の休眠ユーザーは復活したのか?」といった特定のターゲット層への分析を深く行うことが可能になりました。アプリ市場のトレンドの把握につながるだけでなく、施策を展開する上で、どのような伸びしろや課題があるのかも細かに抽出しやすくなります。


▲アクティブユーザー、休眠ユーザーの各性年齢階層毎の動きを表示

追うべき指標は、インストールからアクティブへ 
App store、Google Playの設立以後、公開アプリ数は爆発的に増え続けています。しかし、ユーザー1人当たりのアプリ利用数はあまり増えないという”アプリ飽和時代”にさしかかっているのも事実です。App storeのランキング機能の廃止、縮小から見ても明らかなように、ダウンロード・インストールという指標だけでは、本当のアプリのパワーを見ることはできません。今後は「何人の人が実際に使ったか?」というアクティブユーザーがさらに重要になってまいります。App Apeでは、今回の行動分析のように自社・他社双方のアクティブユーザーをより深く把握できる方法をこれからも探求し続けてまいります。