アカツキがハリウッドに進出 映像事業子会社Akatsuki Entertainment USAを設立 IPホルダーの海外展開の橋渡し役に

アカツキ<3932>は、10月3日、米国に子会社Akatsuki Entertainment USA, Inc.(所在地:カリフォルニア州ロサンゼルス、以下「AE」)を設立したことを発表した。

AEの設立により、既存のモバイルゲーム事業、ライブエクスペリエンス事業から、新たにアニメ、実写、デジタル映像を製作する映像事業に展開するとともに、映像事業の世界的な中心地であるハリウッドに拠点を持ち、グローバル市場をターゲットに活動していく。

【AEのグローバル映像事業】
日本の漫画、小説、アニメなどのコンテンツはユニークなストーリーや強い世界観を持つブランドとして、グローバルの映像市場でも圧倒的な存在感があり注目を集めている。ところが、日本の作品を時代に即したデジタルでも、トラディショナルな劇場であっても、グローバルで映像化するには専門性の高い人材・知見・ネットワークが必要であり、日本のIPホルダーにとってグローバル市場への展開は限定的なのものだった。

こうした背景を受け、AEは日本国内の魅力ある原作のハリウッドでの映像製作を実現することによって、日本からグローバル市場への展開の橋渡し役を担うことになる。製作においてはAEが投資機能を持ち、資金面でも映像化の実現をサポートすることで、日本のクリエイター、IPホルダーの方々にグローバル市場での活躍のチャンスを提供したいと考えているという。

また、将来的には映像事業だけでなくアカツキのモバイルゲーム事業と連携することにより、さらなる事業展開を行っていく予定だ。

【AEのチーム】
代表取締役プレジデントのアンマリー・S・ベイリー氏は、日本国内の原作のハリウッドでの映像化を専門に行っていた映画企画会社でシニアバイスプレジデントを務め、グローバル市場に適した数々の日本の作品の発掘とハリウッドのトップ製作チームとのマッチングを実現してきた。戦略およびクリエイティブを管轄するキャット・マクフィー、リサーチマネージャーのニコラス・ザバリー氏、さらに長きに渡りハリウッドでビジネスの触媒として知られているシニアエグゼクティブ、サンディ・クライマン氏をアドバイザーに迎え、日本の作品のハリウッドでの映像化に特化した専門家集団で構成している。

日本側はアカツキの鈴木萌子氏が責任者として国内の出版社、著作者などのパートナーの皆様の窓口となるという。


代表のベイリー氏とアカツキの鈴木氏

<Akatsuki Entertainment USA, Inc. 概要>
URL:https://aktsk-ent.com/
設立:2017年9月
代表者:代表取締役プレジデント アンマリー・ベイリー
所在地:5225 Wilshire Boulevard, Suite 707 Los Angeles, CA 90036
事業内容:グローバル映像事業
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高243億3600万円、営業利益57億円、経常利益52億700万円、最終利益13億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
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