モーニングスター、仮想通貨とICOの格付け事業を開始 国内の事業者では初

モーニングスター<4765>は10月11日、仮想通貨及び ICO(Initial Coin Offering、新規仮想通貨公開)の格付け事業を開始すると発表した。ICO レーティングの提供は国内初となる。

ビットコインに代表される仮想通貨とICOは注目を集めているものの、取引に匿名性が高いことや当局による規制の遅れがあり、投資家保護が不十分な状態にあるという。

また、仮想通貨への投資という観点においては、情報量が少なく、かつ偏った情報だけで投資家が正確な投資判断を行える状況という。

また、ICO で資金調達を行う企業が発行する「ホワイトペーパー」と呼ばれる企画書においても、その正確性や信憑性を投資家が容易に判断できるものではないと指摘している。

こうした状況下において、これまで培ってきた投資信託や債券格付けの評価手法やノウハウを応用し、中立かつ客観的な分析評価に基づいた仮想通貨の格付けを国内外の投資家に向け、提供していく、としている。