【ゲーム株概況(11/6)】『ツムツムランド』好調のコロプラが高い 『DQライバルズ』好発進でトーセも一時S高 ボルテージとセガサミーHDは決算嫌気

3連休明けとなる11月6日の東京株式市場では、日経平均株価は小幅ながら3日続伸となり、前日比9.23円高の2万2548.35円で取引を終えた。朝方買い先行で始まった後、高値警戒感から一時マイナス圏に大きく沈む場面があったものの、大引けにかけて再びプラス圏へと浮上した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、コロプラ<3668>が終値ベースで9月22日以来となる1300円台を回復するなど3日ぶりに反発した。コロプラは、10月31日にリリースした新作パズルゲーム『ディズニー ツムツムランド』が、App Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)でトップ20入りを果たしたことが材料視された。

また、トーセ<4728>が一時ストップ高まで買われるなど前週末に続いて強調展開となった。トーセは、同社が開発を担当し、11月2日にリリースされたばかりのスクウェア・エニックスの対戦デジタルカードゲーム『ドラゴンクエストライバルズ』がApp Storeランキングで一気に2位に飛び込んできたことが株価を押し上げた。ただ、急ピッチの上昇が続いてきたことで、買い一巡後は利益確定売りで次第に値を消す格好となった。

ほか、オルトプラス<3672>やKLab<3656>、ガンホー<3765>、サイバーエージェント<4751>などが買われた。

半面、enish<3667>は4日続落と下げがきつく、ボルテージ<3639>やモブキャスト<3664>なども大幅安した。ボルテージは前週末に発表した2018年6月期の第1四半期決算が5億2000万円の営業赤字計上となったことが嫌気された。

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同様に2018年3月期の第2四半期決算を発表し、デジタルゲームの営業益が47%減と苦戦したセガサミーHD<6460>も売られた。

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■関連銘柄
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
企業データを見る
株式会社トーセ
http://www.tose.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社トーセ
設立
1979年11月
代表者
代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
決算期
8月
直近業績
売上高56億6200万円、営業利益4億6900万円、経常利益5億500万円、最終利益3億1000万円(2022年8月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4728
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