HEROZ、竹中工務店と資本提携を実施…構造設計AIシステムの共同開発に着手

HEROZは、建築や不動産開発などまちづくりソリューションを提供する竹中工務店と資本提携を実施し、構造設計AIシステムの共同開発に着手したことを発表した。

■資本提携の目的
HEROZが将棋AIで蓄積した機械学習技術等を用いて、竹中工務店の持つ建設業に関するノウハウのAI化を推進することを目的としている。これにより、建設業界におけるさらなる品質確保、省人化・短工期化などを実現し、建設業の活性化に貢献していく。将来的には新しい建築設計の創出を通じて、人間の発想を超える新たな作品づくりも目指している。

■構造設計AIシステムの開発
抜本的な設計生産性の向上に向けたAI活用のさきがけとして、構造設計業務を支援するAIシステムの開発に着手した。竹中工務店の先人たちの優れた構造設計ノウハウが凝縮された、竹中工務店自社開発の構造設計システム「BRAIN(ブレイン)」のデータをHEROZのAI「HEROZ Kishin」が学習をし、データに基づく設計業務の支援をすることで、よりクリエイティブな設計環境を構築していく。構造設計は建設における根幹でもあるので、AI活用により、さらなる建設技術の発展など日本の産業にも大きく貢献できると考えているとのこと。竹中工務店とHEROZは、建設業におけるAIの活用を推進し拡張していくことで、まちづくりに関わるソリューションを開発し、社会に貢献することを目指していく方針だ。





 
HEROZ株式会社
http://heroz.co.jp/

会社情報

会社名
HEROZ株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役Co-CEO 林 隆弘/代表取締役Co-CEO 髙橋 知裕
決算期
4月
直近業績
売上高29億8000万円、営業利益2億5700万円、経常利益2億1600万円、最終損益5億7400万円の赤字(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4382
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