【発表会】セガゲームス、『共闘ことばRPG コトダマン』や『ワンダーグラビティ』、『サカつく』最新作の新規3タイトルを発表 『D×2 真・女神転生 リベレーション』続報も



セガゲームスは、11月21日、都内にある秋葉原UDX THEATERにて、スマートフォン向け新作タイトルの発表会および試遊会を開催した。

発表会では、今後ローンチされる期待の新作3タイトルを一気に発表するほか、東京ゲームショウ2017で発表された『D×2 真・女神転生リベレーション』の続報が明らかにされた。この日は、各タイトルのプロデューサーが登壇し、新作タイトルに関するテーマや魅力を語った。本記事では、その発表会の模様をレポートする。

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▲発表会冒頭、セガゲームス代表取締役社長COO松原健二氏が登壇。「皆様に新しいタイトル、新しい遊び、そしてIPの力をお届けします」と挨拶した。


▲発表会の進行を務めたのは、取締役CSOの岩城農氏。

 

■『D×2 真・女神転生リベレーション』の続報は世界展開とAR機能の開発

 


最初の発表は、東京ゲームショウ2017で発表され、すでに事前登録も行われている『真・女神転生』のスマートフォン向け新タイトル『D×2 真・女神転生リベレーション』の続報から。ステージには本作のチーフプロデューサーである山田理一郎氏が登壇した。「TGS2017で発表して以降、国内外から大きな反響があった」とは山田氏。現段階の開発状況について「デバック調整中」であると明かした。



▲ゲームのコンセプトや概要、キャラクターなどをスライドを交えて紹介した山田氏。
 
また、開発中の実機を使ったデモプレイがステージ上で披露され、本作に登場するレアリティ★5の悪魔の一部である「アリス」、「スサノオ」、「バロン」を使って、ホーム画面やステータス画面、そしてバトルシーンを紹介。バトルでは、倒した敵を仲魔するシーンも確認でき、『真・女神転生』らしさを垣間見ることができた。




▲開発中の実機を使ったデモプレイ。

そして、本作の最新情報として発表されたのが、既報のとおりAR機能と世界展開だ。

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​AR機能について、「ファンの皆様からARやVRで悪魔を見たいという意見をたくさんもらった」と山田氏。ステージでは、AR機能を実機で披露し、岩城氏の横に悪魔が出現する様子が映し出されていた。一方、世界配信決定については、「もともと構想には入っていた」(山田)そうだが、海外ユーザーの反響が大きかったことから、海外展開にも迅速に対応することになり、今回、台湾・香港・マカオで事前登録が開始されることが発表された。



 

■f4samuraiとのタッグで贈る新作RPG『ワンダーグラビティ ~ピノと重力使い~』




続いて発表された新作タイトルは、セガゲームスとf4samuraiが贈るスマホ向け新作RPG『ワンダーグラビティ ~ピノと重力使い~』。ステージには、f4samurai代表取締役CEOの金哲碩​氏が登壇し、『ワンダーグラビティ ~ピノと重力使い~』の概要について紹介していった。

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f4samurai代表取締役CEOの金哲​氏。

『ワンダーグラビティ ~ピノと重力使い~』は、行方不明の父親を探す「重力使いのヒューゴ」と、病に侵された幼馴染を救おうとする「小さき種族 ピノのニール」が、未知のチカラを持つといわれる世界の底「エンドロール」を目指すPPGで、重力を操って戦うバトルが特徴的であることや、脚本原案には「仮面ライダー電王」や「進撃の巨人」(アニメ)などを手がけた小林靖子氏を迎え、オープニングアニメに「スタジオM2」、ゲームサウンドに『クロノトリガー』や『イナズマイレブン』などを手掛けた「プロキオン・スタジオ」などの豪華スタッフが参加していることなど、金氏は本作の魅力を紹介していった。



 
そのほか、『ワンダーグラビティ』の続報についてホームページやTwitterで随時公開していくことや、2017年12月3日に開催されるf4ファンフェス(関連記事)にて続報を発表する予定であることが明らかに。最後に金氏は、「我々の作るタイトルなので、GvGはあります。そちらの続報もお楽しみに」とコメントした。



■『サカつく』最新作は「正統派『サカつく』のおもしろさをスマートフォンで手軽に」がコンセプト
 


『D×2 真・女神転生リベレーションズ』の続報を発表した山田理一郎氏が再びステージに登場すると、同社を代表するサッカークラブ経営シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!』(サカつく)のスマートフォン向け完全新作『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』を配信することを発表した。サービス開始は、2018年春を予定している。

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▲『サカつく』ということで、スポーティな服装にお色直しした山田氏。

『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』を発表した山田氏。実はセガの入社面接で好きなサターンのタイトル聞かれて、『サカつく』と『真・女神転生 デビルサマナー』と答えたというエピソードを語ると、「その2タイトルの流れを汲む2タイトル(『D×2』と『ロード・トゥ・ワールド』)を、今やれていることに感動しています」(山田)とコメントした。

『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』に関しては、「正統派『サカつく』の面白さをスマートフォンで手軽に」というコンセプトが掲げられている。「『サカつく』のおもしろさは、クラブが成長し、選手が成長していくところ。ひとりの選手ではなく、クラブ全体が成長していくところが魅力」と山田氏は、その思いをこの完全新作の『サカつく』に込めていると語った。また、来年はサッカーの日本代表が世界的な大会に挑戦するということで、「『サカつく』も来年、世界に挑戦します」(山田)と、シリーズ初の世界同時展開が決定したことも発表した。


▲Jから世界へ。これを合言葉に、シリーズ初の世界同時展開が決定したことも明らかに。
 

まったく新しい遊びを提案する新規タイトル『共闘ことばRPG コトダマン』



 
この日最後の発表となったのが、まったく新しい遊びの提案として開発されている『共闘ことばRPG コトダマン』。本作のプロデューサーを務める中村たいら氏は、ゲーム概要を紹介する前に、スマホの歴史をスライドで振り返った。


▲中村たいら氏。




​中村氏は、2012年~2015年を「〇〇〇×RPG」の時代とし、キャラクターや世界観ではなく、バトルのゲーム性、遊びで勝負した時代とした。そして2015年から現在は、逆にIPやキャラクター、世界観で勝負する時代で、ゲーム性はいくつかのタイプに固定化されていると説明。そんないまの時代へのアンチテーゼ、とは言わないまでも「もう一度原点に戻り、ゲーム性と遊びで勝負する」(中村)という思いから『共闘ことばRPG コトダマン』が作られているとのこと。「『モンギア』の倍以上かけている大型タイトルです」と、『コトダマン』が開発に2年以上かけていることを明かした中村氏は、ステージで本作のゲーム概要を紹介していった。

本作は、「ことば」で闘う新感覚RPG。最大4人で文字の精霊「コトダマン」が持つ文字を組み合わせ、「ことば」を作って敵を攻撃する。できた「ことば」の数や長さで、敵に与えるダメージが変化する。生き物の名前から、流行のあのワードまで……収録される「ことば」は日々更新され、無限に楽しみが広がっていく。「ことば」で思わず笑いが生まれる、究極のことば遊びゲームとなっているとのことで、中村氏は「ゲーム史上、最も笑いが生まれるゲームになると私は思っています」とコメントした。



▲約20万語の「ことば」が収録されており、すべてのテーマを設定。そのテーマを使った遊びが用意されている。


▲「ことば」ならではギミックも充実している。



▲ゲーム性はもちろん、フレーバーテキストなどキャラも魅力的。リリース時は350体で、キャラは進化もする。


▲実機を使って4人での共闘プレイも披露。ワイワイと「ことば」を作っている楽しそうな雰囲気が伝わった。

そのほか、ウルトラマンシリーズ、新日本プロレスリング、セガのキャラクターとの大型コラボが決定したことが発表。中村氏によれば、各コラボにちなんだ「ことば」を収録するという。また、ほかにも複数の大型コラボを企画していることも明かした。




 
本作のサービス開始は、2018年春を予定している。中村氏は、「個人的に非常にポテンシャルのあるタイトルだと思うので作り込みをしたい」とし、Twitterを使ってユーザーの意見をゲームに反映させるキャンペーンの実施、さらに事前登録の受付を開始したことを発表した。
 


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株式会社セガ
https://www.sega.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社セガ
設立
1960年6月
代表者
代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長COO 杉野 行雄/代表取締役副社長 内海 州史
決算期
3月
直近業績
売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
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