ネクソン、『アラド戦記』の中国における知的財産権侵害についての中級人民法院の判決を公表 類似アプリを開発・配信する4社に差止命令

ネクソン<3659>は、本日(1月10日)、2017年11月28日発表した「『アラド戦記』の中国における知的財産権侵害への当社の対応について」の中級人民法院の判決について公表した。

(以下、プレスリリースより)
 

『アラド戦記』に係る中国における知的財産権侵害への中級人民法院の判決について


『アラド戦記(英語名:Dungeon&Fighter)』の知的財産権に基づく中国国内での配信及び運営を当社グループより独占的に許諾しているテンセント・ホールディングス(以下、テンセント)は、2017年12月25日、当タイトルの類似ゲーム『阿拉德之怒』を許可なしに開発・配信している疑いのある下記4社に対し、著作権侵害及び不正競争行為の中断を求める仮処分を中級人民法院に申し立てました。その結果、2017年12月28日にその訴えが認められ、該当4社は『阿拉德之怒』の開発・配信に関わる行為を直ちに中断することを命ぜられました。

【『阿拉德之怒』の開発・配信に関わる4社】
上海恺英网络科技有限公司
上海挚娜网络科技有限公司
浙江上士网络科技有限公司
长沙七丽网络科技有限公司

【中級人民法院の判決内容】
「中華人民共和国不正競争防止法」第2条及び「中華人民共和国民事訴訟法」第100条、第108条、第154条第1項(4)号の規定に基づき、『阿拉德之怒』に関するサービスを中止し、ゲームのダウンロード、配信、運営、広報に関連するあらゆる行為を直ちに中断しなければならない。

【判決理由】
・ネクソンの連結子会社ネオプル・インクは、テンセント以外のいかなる中国企業にも『アラド戦記』の知的財産権の使用許諾はしていない。
・『阿拉德之怒』のキャラクター、階級、スキル、アイコン、描写、アイテム、属性、モンスター形態、背景、マップなどの基本要素と構成が『アラド戦記』と酷似している。
・消費者に『阿拉德之怒』が『アラド戦記』のモバイル版だと誤解させるような行為は「中華人民共和国不正競争防止法」第2条に抵触する。

当社は、このような違法行為に対して引き続き、断固たる姿勢で可能な限りの措置を講ずるとともに、プレイヤーの皆さまにも違法ゲームタイトルへの注意喚起を行ってまいります。

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株式会社ネクソン
http://www.nexon.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ネクソン
設立
2002年12月
代表者
代表取締役社長 オーウェン・マホニー/代表取締役CFO 植村 士朗
決算期
12月
直近業績
売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3659
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Tencent(テンセント)

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