【イベント】アカツキ、『八月のシンデレラナイン』ファン感謝デーを開催 新たな試合画面や勝ち抜きマッチなど今後の気になる最新情報を多数公開


アカツキ<3932>は、1月20日、『八月のシンデレラナイン』(以下、ハチナイ)において、「ハチナイ ファン感謝デー 2018新春」を都内で開催した。

本イベントは、一般ユーザーを招いて行われた『ハチナイ』のファンミーティングイベントで、『ハチナイ』出演声優陣によるステージや、運営スタッフによるステージ、さらにファン交流会といった盛りだくさんの内容となった。本記事では、当日の模様をお届けする。


▲イベントの司会進行を務めたアカツキの山口修平プロデューサー(右)とあやたんさん(左)。



▲会場には衣装や舞台設定、選手立ち絵一覧などファンにはたまらない資料がズラリ。



▲『ハチナイ』の選手たちや、大川ぶくぶ先生の漫画「ハチナイ外伝 戦力外カタトちゃん」のパネルも。
 

■『ハチナイ』声優の西田望見さん、井上ほの花さん、緑川優美さんが登場


ファン感謝デー第一部では、声優ステージが行われ、有原翼役の西田望見さん、河北智恵役の井上ほの花さん、鈴木和香役の緑川優美さんがゲストとして登場。山口プロデューサー、あやたんさんを交え、まずはテーマに沿ったトークを展開した。



『ハチナイ』ボイス収録でのエピソードというテーマでは、「毎回汗だくになって収録しているので、スポーツした後みたいな感じで楽しいです」と西田さんが有原翼を演じるときの感想を述べた。

また、井上さんが「声優になって初めてオーディションに受かったのが『ハチナイ』でした」とコメントすれば、緑川さんも「実は私も『ハチナイ』が初めて受かったオーディション。事務所に所属して1年目だったので泣いた記憶があります」とし、ふたりとも『ハチナイ』への思い入れを語っていた。

また、”演じている選手と自分の共通点・違うところ”というテーマでは、3人は以下のようにコメントした。

「翼の目標を決めたらブレないでまっすぐ走るところは似てると思いつつ、私は彼女ほどストイックではありません。そういうところは見習いたいです」(西田)

「カラオケが好きなところは似ています。あと、(私の身長が)伸びていなければ智恵ちゃんと同じ身長です」(井上)

「(鈴木和香とは)違うところのほうが多いですけど、共通点は1年3組だったことと、変なものを集めるのが好きなところです。私も昔、ベーコンみたいなデザインの筆箱を使っていました(笑)。和香ちゃんは冷静で他人に流されないので、そういうところを見習いたいです」(緑川)


▲トークテーマ”お互いの印象”では、井上さんについて「すごく天然でかわいい」、緑川さんについて「クールなイメージだけど女の子らしくてギャップ萌えする」と西田さん。井上さんはふたりのことを「優しいお姉さんたち」と語っていた。


続いて行われた来場者参加型のクイズコーナーでは、ユーザーがテーブルごとにチームとなり、出題される『ハチナイ』に関する4択クイズにチャレンジした。出題される問題はそれぞれポイントが設定され、全8問を終えた時点で一番ポイントの高いチームが優勝というルール。ゲスト声優陣の直筆サインボールが優勝賞品ということで、各チームとも出題される問題の答えを相談しながらクイズを満喫していた。


▲”有原が苦手な食べ物は?”、”河北の趣味は特製ジュース作りともう1つは?”などの問題が出題された。


▲”西田さんが一番気に入っている有原のシーンは?”、”井上さんが河北以外で演じてみたいと思っている選手は?”、”緑川さんが友だちになりたいと思っている選手は?”など、声優陣からの難しい出題に悩むチームが続出した。


▲クイズの合間には、それぞれが好きなシーンに生でセリフをあてたり、自身の役以外で演じみたい選手に声をあてるというサプライズも。

そして声優ステージの最後には、ゲスト3名による朗読劇が行われた。今回の朗読劇の話について、山口プロデューサーは、「メインストーリー第1章が終わって、皆さんこの先の展開ってどうなるんだろうと気になっていると思います。そのヒントが朗読劇の中に散りばめられているかもしれません」と語り、参加者たちは生で聞く声優陣の演技に魅了されていた。


 

■ファンの質問に『ハチナイ』運営スタッフが答えるステージで気になる情報が


事前募集したユーザーからの質問に、運営スタッフが回答する第二部 運営スタッフステージでは、山口プロデューサーに加え、運用ディレクターのけいてぃ氏、開発エンジニアのレオン氏、シナリオディレクターのやまと氏、アートディレクターのセキ氏が登壇した。



『ハチナイ』誕生秘話について、”なぜ女子高生、硬式野球をモチーフにしたのか”という質問に対し、「元々、青春もののゲームを作りたかった。3年間という限られた学生生活の中で全力を費やすというものをスマホで表現したかったんです」と山口プロデューサー。

なぜ野球、そして女子高生なのか、その理由については「青春と言えば甲子園、野球。マンガやドラマなどでも題材にされています。さらに、男子ではなく女子が挑むというところ。彼女たちがどうやって困難を乗り越え、甲子園を目指していくのかを表現したかった。実際、甲子園って女子は参加できない。そういった古いルールに負けずに立ち向かっていく翼やほかの選手たちの姿を見せて、皆さんに元気や勇気を与えられたらと思っています」(山口)と続けた。

”誰がイラストを描いているのか?”という選手たちのイラストに関する質問に答えたのは、アートディレクターのセキ氏。「よく公式作家という言葉を見かけますが、『ハチナイ』は特定の誰々が書いているということはなく、多くの作家さん、制作会社さん、内部スタッフの手を借りて作っています」とし、「毎月のイラストを作るのに、40~50人の手を動かしています」と明かした。



▲『ハチナイ』開発初期の選手たちのキャラクターデザインの設定も公開された。

 
  
 

▲イラストの制作工程についても解説。セキ氏曰く、「『ハチナイ』のイラストは絵を描くというより、ひとつのストーリーを作るという感覚」とのこと。


また、ストーリーに関する”どうやったストーリーを考えているのか?”という質問では、「各選手がどのように成長していくのかを考えることを心掛けて作っています」とシナリオディレクターのやまと氏。選手の良い面を見せるのはもちろんのこと、「苦手なところや弱い面も見せて作ること」(やまと)を意識しているという。

ちなみに、やまと氏はリアル高校球児だったそうだが、肩を壊して野球を断念した過去を持つという。その時の自身の心情や葛藤なども踏まえつつ、「これからも魅力的なストーリーを作っていきたいです」(やまと)と意気込みを語ってくれた。

また、ここからは今後の『ハチナイ』に関する気になる情報が多数飛び込んだ。まず、”選手たちの過去のエピソードは増える?”という問いに、山口プロデューサーは「公式サイトの小説で中学時代の12人の選手のエピソードがありますが、なぜ野球部に入部したのかまだ語られていない選手もいます。各選手が自分のポジションを選んだ理由など含め、シナリオを追加していく予定です」と答えた。


▲この日は特別な情報として、新たに追加される新田美奈子のイベントシーンが公開。普段の彼女とは違う野球に打ち込む真剣な表情が印象的。山口プロデューサーも「ここに至る過程を想像しながら楽しみに待っていてください」と話した。


新選手の追加について、「全くない、というわけではないと思いますが…ご想像にお任せします」と山口プロデューサー。続けて、「ひとつ信じてほしいのは、今いる既存メンバーはむちゃくちゃ大切にしていきます。しっかり翼たち30人のことを踏まえた上で、新選手が出てくるかもしれませんね」(山口)とした。


▲「対戦相手の追加は制作を進めている」とはセキ氏。その対戦相手はコミケでのエネミーブックにシルエットで登場しているとのこと。


続いて、ゲーム自体の話へ。”ベンチで発動するかしないかわからないスキルがあるが判別方法は?”という質問に、「スキルの効果対象がチーム全体であれば発動します。ただ条件がある場合は条件を満たしていれば」と回答した開発エンジニアのレオン氏。それを受け、運用ディレクターのけいてぃ氏は「こういった質問がある時点で、わかりずらさがあるのは申し訳ないと思っています」と、今後試合について改修していく予定であることを明かした。

その一例として挙げられたのが、試合シーン。けいてぃ氏によると、「監督さん(ユーザー)たちの抱える不満点として、育てた選手の活躍を試合中に感じられない。もっと野球をやっているように試合画面を見せていかなければならない」という。そして、「もっとわかりやすく、かつ選手の活躍が見えるようにしていきたい」とけいてぃ氏は、特別に現在開発中の試合シーンを公開した。なお、いつ頃の実装になるのかはまだ言えないそうだ。



▲こちらが開発中の試合シーンの画面。試合の展開や誰が活躍しているか、視覚的にわかりやすくなっているようだ。けいてぃ氏は「例えばサインプレイなど、試合に介入できて監督体験ができる要素も今後考えていきたい」とのこと。




▲2月上旬に実装される予定という「勝ち抜きマッチ」についても触れられた。


運営スタッフステージ終盤、山口プロデューサーは『ハチナイ』の今後について、「今は意図的にプロモーションを絞り、開発に専念していますが、あるタイミングでドカッと仕掛けていきます。監督さんたちが周りの皆さんに自信を持って『ハチナイ』を勧められるようにしていきたいです。ストーリー、キャラクターはいいよね、と言っていただけているので、ゲームとしてもいいねと言ってもらえるようにがんばります」と意気込みを語った。そして、「春の選抜、夏の甲子園と、今年は高校野球のメモリアルイヤーです。その盛り上がりに『ハチナイ』も遅れるわけにはいかないので、その時期に向けていろいろ準備していきます」とした。

また、メディアミックス展開の予定について、「ラノベの予告は以前しましたが、現在執筆に入っています。小説の内容は『ハチナイ』をプレイしていない人でも楽しんでもらえるよう、ゲーム本編をしっかりなぞりつつ、それだけではおもしろくないのでゲームで語られている物語の間や、空白の期間について触れるような、皆さんに楽しんでもらえるものをご提供します」と山口プロデューサー。

そのほか、キャラソンは今後新たに2曲作ろうとしており、どの曲にするか検討中ということや、大川ぶくぶ先生の4コマ漫画の定期的な連載に加え、それ以外にも4コマ漫画を充実させていきたいという考えを明らかにした。



そして最後に山口プロデューサーは、「夏頃に、今日お話しした以外の大きな話を発表できるかもしれません。夏を過ぎても『ハチナイ』はまだまだ続くぞ、というものを皆さんにお伝えしたいです」とコメントした。

イベントの最後には第三部 ファン交流会が行われ、来場者と『ハチナイ』スタッフが写真撮影をしたり、ゲームについて話し合うなど、最後まで盛り上がっていた。


▲交流会時に設置されたメッセージボード。


▲来場者にはご覧のお土産がプレゼントされた。


 
■『八月のシンデレラナイン』
 

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© Akatsuki Inc.
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高243億3600万円、営業利益57億円、経常利益52億700万円、最終利益13億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
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