【イベント】世界最大規模のゲームトーナメント「Evolution Championship Series: Japan 2018」を東京・秋葉原で開催 国内外のプレイヤーがチャンピオンの座を求めて競い合う!



EVO Japan実行委員会LLPは、1月26日より「Evolution Championship Series: Japan 2018(通称:EVO Japan 2018)」を開催した。
 
【EVOとは】
対戦格闘ゲームジャンルにおける世界最大規模のゲームトーナメント。世界中から集まったプレイヤー達が、公平なルールと競技精神、そしてこれまで磨いてきた最高の技術で競い合い、チャンピオンの座を決める戦いに挑む。毎年7月に北米で開催されており、参加者は1万人を超える。

その「EVO」が、格闘ゲーム発祥の地である日本で遂に開催。本稿では東京・秋葉原UDX アキバ・スクエアで行われた、1月28日(DAY3)の模様をお届けする。

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■対戦ゲームの祭典もいよいよ最終日。各部門の優勝者が遂に決定!

最終日では、DAY1やDAY2で開催されていた「サイドトーナメント」は行われず、「メイントーナメント」4種目による決勝トーナメントが催された。最終日の決勝トーナメントは、より人数の多かったタイトル4種による決勝トーナメントということもあり、選りすぐりの実力者が集った。

■「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」

EVO Japan 2018 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U 結果
優勝 メキシコ・MKLeo選手
準優勝 日本・あばだんご選手
3位 日本・かめめ選手
4位 日本・にえとの選手
5位タイ 日本・ちょこ選手
5位タイ 日本・KEN選手
7位タイ 日本・古森霧選手
7位タイ 日本・shky選手



「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」部門は、ベスト8に開催地・日本の選手が7名、残る1名に海外勢であるメキシコのMKLeo選手を加えたトーナメントとなった。MKLeo選手は17歳という若さでありながら自国の大会をほぼ総なめするほどの猛者。今大会でも優勝候補の声が大きく、WINNERSFINALですら安定感を見せた立ち回りでGRANDFINALに駒を進めた。GRANDFINALでは1セットを取られてしまうものの、当てるのが難しいとされている高難易度のコンビネーション技を綺麗にヒットさせて優勝を掴んだ。

■「鉄拳7」

EVO Japan 2018 鉄拳7 結果
優勝 韓国・Knee選手
準優勝 韓国・CHANEL選手
3位 韓国・GURA選手
4位 韓国・Saint選手
5位タイ 日本・ノロマ選手
5位タイ 韓国・UlsanGoding選手
7位タイ 韓国・LowHigh選手
7位タイ 日本・タケ。選手



「鉄拳7」部門では鉄拳大国でもある韓国勢が6名、日本勢2名によるトーナメントが繰り広げられた。GRANDFINALにKnee選手、CHANEL選手が駒を進めると、Knee選手はこれまで使用してこなかった「ブライアン」を選び、CHANEL選手は「豪鬼」を使用。お互いに本大会では見せていなかったキャラクターを隠し玉として用意しており、キャラクター選択から会場を盛り上げた。「ブライアン」はKnee選手を代表するキャラクターでもあり、その実力通りに優勝にリーチをかけるが、CHANEL選手はキャラクターを「アリサ」に変更し、リセットを決める。リセット後はCHANEL選手が先手を取ったものの、それに対応する形で再びキャラクターを変更したKnee選手が接戦を制し、優勝を決めた。

■「GUILTY GEAR Xrd REV 2」

EVO Japan 2018 GUILTY GEAR Xrd REV 2 結果
優勝 日本・ナゲ選手
準優勝 日本・おみと選手
3位 日本・かずのこ選手
4位 日本・るき選手
5位タイ 日本・まちゃぼー選手
5位タイ 日本・DC選手
7位タイ 日本・けだこ選手
7位タイ 日本・Lox選手



「GUILTY GEAR Xrd REV 2」部門では、トップ8全員が日本勢のトーナメントとなった。決勝に駒を進めたのは「EVO 2017」優勝者のおみと選手と「EVO 2017」では4位のナゲ選手。ナゲ選手はWinners側でおみと選手を迎えうつ有利な状況になるものの、おみと選手の緻密なプレイと大胆な読み合いで戦況はイーブンに。フルセットの激戦となるが、最後には気持ちのこもったナゲ選手の一撃がおみと選手にヒット。緊迫した状況の中でも的確なコンボを選択し、ナゲ選手が勝利した。

■「ストリートファイターV アーケードエディション」

EVO Japan 2018 ストリートファイターV アーケードエディション 結果
優勝 韓国・INFILTRATION選手
準優勝 日本・竹内ジョン選手
3位 日本・ウメハラ選手
4位 日本・ときど選手
5位タイ 香港・Humanbomb選手
5位タイ 日本・MOV選手
7位タイ 日本・ストーム久保選手
7位タイ 日本・板橋ザンギエフ選手



「EVO Japan 2018」の最後を飾ったのは「ストリートファイターV アーケードエディション」部門。参加者数が2,217名と最も多く、決勝トーナメントの熱気も凄まじいものとなった。決勝に駒を進めたのは、若手プレイヤーながら多くの有名プレイヤーを倒してきた竹内ジョン選手と、「EVO 2016」優勝など数々のタイトルで優勝経験を持つベテランのINFILTRATION選手。WINNERSFINALでは竹内ジョン選手が持ち前の素早い展開でINFILTRATION選手をLosersに落としており、GRANDFINALはまさにリベンジマッチとなった。WINNERSFINALで既に竹内ジョン選手の攻撃パターンを見切り始めていたのか、序盤こそ竹内ジョン選手がセットを掴むものの、終盤に進むにつれてINFILTRATION選手が終始有利な戦況を形成。セットをイーブンに戻すと、勢いをそのままに逆転勝利を掴んだ。
 

■ゲームの様々な一面を感じられる大会


大会の最後には、「EVO」の事業開発マネージャー・Mark Julio氏が登壇。「来年もまた会いましょう」と「EVO Japan 2019」の開催を匂わせるメッセージを残し、本イベントは幕を下ろした。

​近年では対戦ゲームの大会を"eSports"の一括りで表現してしまう場面をよく見かける。「EVO Japan 2018」も賞金をかけて、各部門で頂点を決する以上は、間違いなく"eSports"大会と呼べるだろう。しかし、「EVO Japan 2018」は"eSports"大会だけでなく、格闘ゲームファンによるオフラインイベントでもあることを改めて感じた。

また、"eSports"という単語では、どこか勝利に対して貪欲な堅苦しいイメージが見受けられるが、DAY1、DAY2に開催されたサイドトーナメント・フリースペースからは明るく、和やかな雰囲気も感じられた。決してゲームの上手い人だけが楽しめる舞台ではなく、老若男女誰でも楽しめる"人と人とのコミュニケーション"が随所で感じられる大会であったことを強く伝えておきたい。


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