【速報】DeNA、3Qは売上収益2%減、営業益40%増で着地 ベイスターズの活躍でスポーツ事業が好調 ゲーム事業はブラウザタイトルの減収が響く

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、本日(2月8日)、第3四半期累計(17年4-12月)の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益1061億円(前年同期比2.4%減)、営業利益262億円(同40.6%増)、最終利益227億円(同20.9%減)だった。

 

各セグメント別の状況は以下のとおり。

①ゲーム事業…売上収益728億円(前年同期比1.6%減)、セグメント利益191億円(同0.5%減)
国内のブラウザタイトルにおけるユーザ消費額は、前年同期比で減少したものの、グローバルでのアプリタイトルにおけるユーザ消費額は、国内既存タイトルの堅調な推移や、任天堂<7974>との協業タイトルの貢献などにより、前年同期比で増加した。

②EC事業…売上収益117億円(同19.9%減)、セグメント利益0.6億円(同95.6%減)
決済代行サービスにおいては取扱高が堅調に推移した一方で、旅行代理店サービスでは、子会社のDeNAトラベルにおいて判明した2017年3月期以前における一部取引に係る原価計上漏れなどの修正を第1四半期連結累計期間に行ったほか、オークションサービスでは利用が減少した。なお、2016年12月に「DeNAショッピング」および「auショッピングモール」の名称で運営してきた事業を譲渡している。

③スポーツ事業…売上収益151億円(同23.0%増)、セグメント利益33億円(同40.6%増)
横浜DeNAベイスターズの主催試合の入場者数増加や日本シリーズ進出などにより、好調に推移した。

④新規事業・その他…売上収益70億円(同16.3%減)、セグメント損益36億円の赤字(前年同期34億円の赤字)
メディア事業での減収により前年同期比で減収となった。なお、小学館と共同出資で設立した新会社MERYは持分法適用会社となり、セグメント業績に含まれない。

■2018年3月期通期予想を修正
なお、2018年3月期通期予想の修正を行い、売上収益は1386億円(前回予想1438億円)、営業利益239億円(同231億円)、最終利益236億円(同308億円)とし、売上収益と最終利益を減額、営業利益を増額修正した。
 
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1349億1400万円、営業利益42億0200万円、税引前利益135億9500万円、最終利益88億5700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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