GMOインターネット、17年12月期は増収増益 インターネットインフラ事業がけん引 ゲームは赤字継続

GMOインターネット<9449>は、2月9日、2017年12月期の連結を発表し、売上高1542億円(前の期比14.2%増)、営業利益176億円(同3.7%増)、経常利益173億円(同3.8%増)、最終利益80億円(同11.0%増)だった。

 


広告・メディア事業や、金融事業が減益となったものの、主力のインターネットインフラ事業が好調だった。ドメインやホスティング、セキュリティ、決済、インターネット接続サービスがいずれも増収となった。特に決済事業については、大口顧客における後払いの取扱高の急増やMACROKIOSKの子会社化により、売上高が83%増の243億円と大きく伸ばした。

なお、モバイルゲーム事業については不振が続いている。既存タイトルの売上減に加え、ヒットタイトルが創出できなかったとしている。売上高が8.94億円(同58.2%減)、営業損益が4.34億円(前の期は4.97億円の赤字)だった。組織再編により、コストコントロールの徹底とともに、内製化と運用ノウハウの蓄積で、ヒットタイトルの創出に取り組むという。

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GMOインターネットグループ株式会社
http://www.gmo.jp/

会社情報

会社名
GMOインターネットグループ株式会社
設立
1991年5月
代表者
代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
決算期
12月
直近業績
売上高2456億9600万円、営業利益437億4600万円、経常利益460億2500万円、最終利益132億900万円(2022年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9449
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