【KLab決算説明会速報②】事業方針をゲーム事業とその周辺事業に専念する形に転換へ ラーメンアリーナ事業など「ゲームとシナジーの低い事業は整理」(真田社長)

KLab<3656>は、2月13日、2017年12月期の連結決算を発表するとともに、東京都内で決算説明会を開催した。決算説明会では、2017年12月期の業績や今後の方針について一通り説明が行われた後、質疑応答が実施された。今回の記事では、その中から今後の事業方針について取り上げたい。
同社はこれまでゲーム事業のボラティリティーの高さが経営に与えるリスクをヘッジするため、ゲーム事業とのシナジーが低い非ゲーム事業の売り上げを確保しておくという戦略をとってきていた。
しかし、2017年12月期にリリースした『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』と『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』の寄与により、特定のタイトルに依存する状況が緩和できたとの判断から方針を転換し、「ゲームとシナジーの低い事業を整理した」(真田社長)という。
具体的には、ラーメンアリーナ事業は、保有するKLab Food&Cultureの全株式を立ち上げ時からのパートナー会社であるフードマーケティングアジア社に譲渡した。また、非ゲームの未事業化案件は、真田氏がMBOを実施し、設立した新会社に移行する。
その結果、KLabは好調なゲーム事業と、ゲーム事業とシナジーが高い新規事業(ゲーム周辺事業)のみに集中する体制を整えている。

会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 真田 哲弥
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高83億600万円、営業損益13億4200万円の赤字、経常損益12億8000万円の赤字、最終損益27億8200万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656