バンダイナムコHD、第1四半期は営業益114%増の63億円-玩具とアミューズメント施設の好調で

バンダイナムコホールディングス<7832>は、本日(8月2日)、第1四半期(4~6月期)の連結業績を発表し、売上高882億円(前年同期比7.7%増)、営業利益63億円(同114.3%増)、経常利益66億円(同124.5%増)、四半期純利益32億円(前年同期16億円の赤字)だった。     同社では、定番キャラクター玩具やカード商材、アミューズメント施設向けの景品、映像パッケージソフト販売が業績に寄与したことに加え、アミューズメント施設の国内既存店売上が好調に推移した、としている。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■トイホビー事業は、売上高391億円(同12.5%増)、セグメント利益50億円(同22%増)だった。「仮面ライダーオーズ/OOO」や「海賊戦隊ゴーカイジャー」などの定番キャラクター玩具のほか、「ドラゴンボールヒーローズ」などのデジタルカードゲーム、ネットワークと連動したカードゲームの「プロ野球オーナーズリーグ」が好調だった。 ■コンテンツ事業は、売上高356億円(同8.1%増)、セグメント利益5億円(前年同期6億円の赤字)だった。業務用ゲーム機販売が業績に貢献したほか、映像コンテンツ「機動戦士ガンダムUC」や「TIGER & BUNNY」のパッケージソフトが人気だった。ネットワークコンテンツは、従来の月額課金の会員数は減少したものの、「ガンダムロワイヤル」が好調だった。 ■アミューズメント施設事業は、売上高147億円(同0.2%減)、セグメント利益7億円(同373.1%増)だった。ショッピングセンター内の店舗を中心に集客が回復した。既存店売上高は107.9%増と好調だった。   ■2012年3月期の見通し 2011年3月期は、売上高4000億円(前期比1.5%増)、営業利益165億円(同1.0%増)、経常利益165億円(同0.6%増)、当期純利益80億円(同332.8%増)を見込む。     トイホビー事業では、ガンダムや仮面ライダー、プリキュアなど定番キャラクターの玩具を軸とした事業を展開していくほか、アミューズメント施設事業ではグループのキャラクターの世界観が体感できる差異化した店舗を展開していく方針。 コンテンツ事業では庭用ゲームソフトでは、PS3・Xbox360向け「ACE COMBAT ASSAULT HORIZON」などの国内開発の人気フランチャイズタイトルを中心に国内外へ向けて展開する。ソーシャルゲームについては、「機動戦士ガンダムロワイヤル」に加え、「仮面ライダーウォーズ」などのコンテンツを投入する予定だ。