大手ゲーム会社の17年3月期の単独決算　カプコン、KONAMI、コーテク、スクエニ、セガ、任天堂、バンナム

上場している大手ゲーム会社の決算比較をこれまでも何度か行っているが、いずれも連結ベースもしくは持株会社の数字であった。今回は、大手ゲーム会社「単体」の決算を見ていこう。やや古いデータとなるが、2017年3月期の数字をまとめた。

カプコン、コナミデジタルエンタテインメント（KONAMI）、コーエーテクモゲームス、スクウェア・エニックス、セガゲームス、任天堂、バンダイナムコエンターテインメントの7社が対象で、データは各社の提出した「有価証券報告書」からとった。

売上高が最も大きいのはやはり任天堂の3634億円で、バンダイナムコ2284億円、スクエニ1636億円と続いた。経常利益ではバンダイナムコが272億円と最も大きく、逆に任天堂は76億円の赤字だった。またセガゲームスが48億円と黒字転換に成功した。

  ※コナミデジタルエンタテインメントのみ経常利益ではなく税引前利益。したがって他社と比較はできない。
※利益の前年比の項目で実額のところは利益額または損失額を示す。



■カプコン
売上高644億円（前の期比0.4％増）、経常利益50億円（同38.9％減）、最終利益33億円（同74.4％減）だった。


■コナミデジタルエンタテインメント
売上高987億円（前の期比5.5％減）、税引前利益248億円（同14.4％増）、最終利益162億円（同15.1％増）だった。


■コーエーテクモゲームス
売上高266億円（前の期比3.7％減）、経常利益121億円（同0.0％増）、最終利益94億円（同5.3％増）だった。


■スクウェア・エニックス
売上高1636億円（前の期比18.4％増）、経常利益149億円（同43.5％減）、最終利益113億円（同42.0％減）だった。


■セガゲームス
売上高765億円（前の期比11.1％増）、経常利益47億円（前の期13億円の赤字）、最終利益63億円（同52億円の赤字）だった。


■任天堂
売上高3633億円（前の期比4.4％減）、経常損益76億円の赤字（前の期108億円の黒字）、最終損益14億円の赤字（同45億円の黒字）だった


■バンダイナムコエンターテインメント
売上高2284億円（前の期比34.4％増）、経常利益272億円（同84.2％増）、最終利益233億円（同83.2％増）だった。