【ゲーム株概況(3/5)】為替の円高進行で任天堂が大幅安 ゲームサーバーへの不正アクセス問題でマイネットが後場一段安に

3月5日の東京株式市場では、日経平均株価は週末を挟んで4日続落となり、前日比139.55円安の2万1042.09円で取引を終えた。前週末に続き、トランプ大統領の輸入制限の発動表明を嫌気し、朝方から売り物が先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、KLab<3656>が反発したほか、イグニス<3689>やセガサミーHD<6460>、ネクソン<3659>、コナミHD<9766>が堅調に推移した。

半面、為替が1ドル=105円台半ばまで円高方向に振れたこともあり、任天堂<7974>が大きく売られ、enish<3667>やドリコム<3793>、ケイブ<3760>、アエリア<3758>などの下げもきつい。

また、後場に入って、マイネット<3928>が一段安した。マイネットは、前場引け後に、同社グループが運営する一部のゲームサービスのサーバーに対して不正アクセスが断続的に検知されたと発表(関連記事)したことが嫌気されている。今回の不正アクセスは、運営タイトルの約3分の1にあたる13タイトルで長時間メンテナンスを行うなどの影響が出ており、今後の事業展開や業績への影響を懸念する向きもあるようだ。


■関連銘柄
株式会社マイネット
http://mynet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社マイネット
設立
2006年7月
代表者
代表取締役社長CEO 岩城 農
決算期
12月
直近業績
売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3928
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