【ゲーム株概況(3/12)】前週末の決算発表銘柄の明暗が分かれる…gumiとユークスが買われる エイチームは一時2400円割れ

3月12日の東京株式市場では、日経平均株価は週末を挟んで3日続伸となり、前日比354.83円高の2万1824.03円で取引を終えた。前週末の米国市場高を引き継ぎ、国内市場も主力株を中心に買いが先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、前週末に決算発表を行った企業の明暗がくっきりと分かれる結果となった。明暗の「明」は、gumi<3903>とユークス<4334>で、特にユークスの上昇幅が目立った。ユークスは、2018年1月期の決算自体は計画を下ブレする結果となったものの、2019年1月期通期は大幅黒字転換する見通しとしていることが評価されたもよう。

一方、「暗」は、エイチーム<3662>で、一時は2400円台を割り込む水準まで売られる場面があった。エイチームは、主力のエンターテインメント事業が前四半期比横ばいと伸び悩んだこと、通期計画に対する進捗率が売上高で45.2%、営業利益で43.8%にとどまっていることなどが嫌気されたようだ。

そのほか、場中に大いに動意づいたのは、エディア<3935>だ。エディアは、前場引け後にAIソリューション企業SPJと次世代カーナビ・ゲームなどの開発を目的とする共同研究開発を開始する発表し、後場寄り付き直後に一時1500円台乗せまで買われる場面があったものの、買い一巡後は一気に上げ幅を縮小し、ほぼ往って来いの形で取引を終える結果となった。


■関連銘柄
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円(2023年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
企業データを見る
株式会社ユークス
http://www.yukes.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ユークス
設立
1993年2月
代表者
代表取締役社長 谷口 行規
決算期
1月
直近業績
売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4334
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