IDCフロンティア、クラウド・DC間の仮想L2接続サービス「バーチャルブリッジ」を提供開始

IDCフロンティアは、3月28日、クラウドおよびデータセンターの各サービスを、閉域網で相互接続できるネットワークサービス「バーチャルブリッジ」の提供を開始した。

「バーチャルブリッジ」は、IDCFの閉域網を利用して仮想のレイヤー2(L2)ネットワークを提供し、IDCFクラウドやIDCFプライベートクラウドおよびハウジングサービスなど、異なる拠点やサービス間を容易に接続する。

ユーザーは各サービス間をL2でシームレスに接続することにより、利用拠点が分散していてもボトルネックのないデータトラフィックの交換が可能。ルーティングが必要なL3とは異なり、クラウドとハウジングやGPUとプライベートクラウドなどを組み合わせたハイブリッド構成が同一セグメントのネットワークで構築できます。

「バーチャルブリッジ」の特長は次のとおり。

・CLOS Fabricのネットワーク上で各サービス間をマルチポイントで接続
・クラウドサービスやデータセンター間は仮想ネットワークを介しL2でシームレスに接続
・閉域網内の冗長構成ネットワークによりセキュアで高可用性の通信を提供
・データ転送量課金と他社データセンターとの接続も対応予定


IDCFは、データセンター内のネットワークに、海外大手テクノロジー企業でも採用している大規模向けネットワーク構成であるCLOS Fabricを2016年から導入しており、従来型のネットワークよりも広帯域かつシームレスなサービス間の相互接続が可能。本技術を採用したネットワーク構成は順次サービスに展開しており、今後はデータ転送量に応じた課金体系の導入や、対応データセンターおよびサービスの拡充と共にCLOS Fabricでのネットワーク増強も進めていく、としている。