【決算カレンダー】1~3月決算の発表が今週末より本格化…Nintendo Switchで飛躍する任天堂 サイバーエージェントの『プリコネR』の寄与に関心

3月期決算銘柄が本決算を迎える2018年1~3月決算の発表が今週末よりいよいよ本格化する。ゲーム株で今回先陣を切って発表するのはベクター<2656>で、4月20日に3月本決算を発表する。

今回の記事では、まずは4月中に決算発表を予定する銘柄を取り上げているが、3月本決算を迎える主なゲーム株は、前述のベクターのほか、4月26日のコーエーテークモHD<3635>と任天堂<7974>の2社の予定だ。また、そのほかにも同じく4月26日にサイバーエージェント<4751>が第2四半期決算の発表を予定しているほか、4月27日にはenish<3667>とガンホー<3765>、Aiming<3911>が第1四半期、グリー<3632>が第3四半期決算を発表する予定であるなど、26日と27日が前半戦の発表集中日となっている。

なお、Social Game Infoでは、この決算発表シーズンも決算記事を随時更新していくほか、決算説明会のレポートも引き続き、リソースの許す限り行っていく方針だ。
 

【注目銘柄①】任天堂<7974>


1月31日に2018年3月期通期予想の再増額を発表するなど、その業績の進捗状況は極めて好調な推移となっている。けん引役は、Nintendo Switchで7月に発売した『Splatoon 2』に続き、10月に発売した『スーパーマリオ オデッセイ』が世界的な大ヒットなったことが大きく収益に貢献している。なお、スマートデバイスビジネスは2019年3月期に新作『Mario Kart Tour(マリオカート ツアー)』を配信開始することが明らかになっている。この『マリオカート ツアー』が発表されたのも前回の決算発表に合わせたタイミングであり、今回も決算発表に合わせて新たな情報が浮上するかどうかも注目されるところだ。
 

【注目銘柄②】サイバーエージェント<4751>


1月25日に発表した第1四半期決算は、「AbemaTV」の広告収益が計上されてきたことで大幅増収増益を達成した。ゲーム事業は、四半期ベースでの売上高規模で300億円台の横ばい推移が続く格好となっているが、2月15日にCygamesがリリースした最新作『プリンセスコネクト!Re:Dive』が期待に応える好調な推移を見せており、売上高のトップラインを伸ばすことができているのかどうかが注目されるポイントとなってこよう。

 
発表予定日 コード 会社名 決算期末 種別
4月20日 2656 ベクター 3月 本決算
4月25日 3688 VOYAGE GROUP 9月 2Q
4月25日 3912 モバイルファクトリー 12月 1Q
4月25日 3938 LINE 12月 1Q
4月26日 3635 コーエーテクモHD 3月 本決算
4月26日 4348 インフォコム 3月 本決算
4月26日 4751 サイバーエージェント 9月 2Q
4月26日 7974 任天堂 3月 本決算
4月27日 3632 グリー 6月 3Q
4月27日 3667 enish 12月 1Q
4月27日 3765 ガンホー 12月 1Q
4月27日 3911 Aiming 12月 1Q
4月27日 4689 ヤフー 3月 本決算
4月27日 6758 ソニー 3月 本決算
4月27日 9437 NTTドコモ 3月 本決算
4月27日 9438 エムティーアイ 9月 2Q
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
企業データを見る
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6016億円、営業利益5043億円、経常利益6010億円、最終利益4327億円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
企業データを見る