【発表会】バンナム、『ファミスタ』シリーズ最新作となるNintendo Switch版『プロ野球 ファミスタ エボリューション』を発表！ 山本昌氏が「ナムコスターズ」新監督に

バンダイナムコエンターテインメントは、4月23日、同社の人気野球ゲーム『プロ野球 ファミスタ』シリーズの新作発表会を都内で開催した。

この日は、バンダイナムコエンターテインメントの森口拓真プロデューサーより、同シリーズの最新作となるNintendo Switch用ソフト『プロ野球 ファミスタ エボリューション』が、8月2日に発売されることが明らかになったほか、新監督就任＆大型ルーキー入団会見と題し、『ファミスタ』のオリジナル球団「ナムコスターズ」の新監督に就任した山本昌氏、「ナムコスターズ」の大型ルーキーとして入団することになった、新日本プロレスリングの棚橋弘至選手、KICK THE CAN CREWのMCUさんがゲスト出演した。



本記事では、その発表会の模様をお届けする。
 

◼︎32年目を迎えた『ファミスタ』がパワーアップしてNintendo Switchに登場

まず登壇したのは、森口プロデューサーとナムコスターズの公式球団マスコットである「ファミスタくん」。森口プロデューサーは、『プロ野球 ファミスタ エボリューション』のゲーム紹介を前に、ゲーム内に登場するナムコスターズの新監督として、元プロ野球選手の山本昌氏が就任したことを明らかに。そしてステージに山本昌氏を呼び込むと、森口プロデューサーからナムコスターズのユニフォームが贈られた。


▲ナムコスターズ新監督に就任した山本昌氏（左）と森口プロデューサー（右）


▲山本新監督の就任会見を見守るファミスタくん

「現役への未練を捨てきれないので、今回は選手権監督としてナムコスターズでがんばっていくことにしました」と、新監督就任の意気込みを語った山本昌氏。

オファーを受けた理由については、「オファーを受けたときは驚きました。昨年、電撃復帰して1年間ナムコスターズでプレイしましたが、もっとナムコスターズを強くしたいという思いが強くなりまして、今回、選手権監督を引き受けさせていただくことにしました」とし、「私は今年からアマチュアの指導資格を取り、母校で活動しておりますので、そこで良い選手がいればスカウトしたい」と、球団強化に対する積極的な姿勢を見せた。

そんな山本監督は、「"やまもも"として自分の名前が始めて『ファミスタ』に登場した頃から楽しませてもらっています」と、『プロ野球ファミリースタジアム'88』からの『ファミスタ』フリークとのこと。

プロ野球選手としての輝かしい実績に加え、『ファミスタ』愛に溢れる山本昌氏の監督就任に、森口プロデューサーも「伝説の名選手がナムコスターズの新監督になってくれるというのは大変光栄なことでうれしく思います」と感無量の様子だった。



続いて、今回発表された『プロ野球 ファミスタ エボリューション』の気になるゲーム概要をまとめたプロモーションビデオを上映。


▲上映されたPVには、山本監督も出演し、本作の魅力を伝えている。

発表会の中で、本作の進化ポイントについて森口プロデューサーは収録選手の進化を挙げ、「プロ野球12球団に加え、監督、コーチも登場。マスコットも12体を追加して、各球団で24体になっている」と説明。

また、史上初となる独立リーグの選抜が2チームや日本女子ソフトボールリーグ選抜、東京六大学野球の6校なども参戦し、その収録選手数は「1000名を超える」（森口）とのことだ。


　
　
　
　


また、「従来のコントローラー横持ちでもプレイできるし、Joy-Conを使ったアクション操作もできる」と操作方法の進化にも触れた森口プロデューサー。

そのほか、おすそ分け対戦で最大4人プレイが可能であることや、昔ながらの『ファミスタ』視点のカメラと球場全体が見渡せるエキサイトカメラという2種類のカメラの使い分け、野球×RPGの要素を含んだ選手育成新モードなど、シリーズの人気モードや新モードが盛りだくさんであることをポイントとして紹介した。




 

◼︎棚橋選手、KICK THE CAN CREWのMCUさんがナムコスターズに入団

ここで森口プロデューサー、「今回、山本監督と話し合って決めました」と、ナムコスターズ新監督就任に続く大きな発表として、同チームが大型ルーキーの獲得に成功したことを明らかにし、新日本プロレスリングの棚橋弘至選手の入団を発表した。


▲100年に1人の逸材こと、プロレスラーの棚橋選手



▲山本監督からユニフォームを渡され、その鍛え抜かれた肉体を惜しげもなく披露した棚橋選手。背番号は100年に1人の逸材にあやかって1/100

大型ルーキーとしてナムコスターズ入団が決定した棚橋選手は、「小中高と野球をやっていて、プロ選手になるのが夢でした。こうしてナムコスターズに入団できて感無量です」と感想を述べると、山本監督は「ナムコスターズはパワー型の選手が不足しているので、当然クリーンナップを打っていただいて、ホームランを量産してもらいたい」と棚橋選手の活躍に期待を寄せた。

パワーを買われていることを聞いた棚橋選手、「ベンチプレスは190キロ上げられますので、積極的にホームランを狙っていきます！」と監督にアピール。また「乱闘もあるかもしれないので、その時は全力で監督を守ります」（棚橋）とプロレスラーらしい一面をのぞかせたが、山本監督に「『ファミスタ』に乱闘はないですが……（笑）」と諭されていた。

この日は、実機を使った『プロ野球 ファミスタ エボリューション』対決が行われ、山本監督がピッチャー、棚橋選手がバッターとして一打席の真剣勝負に挑んだ。結果は、山本監督の得意球”ラジコンスクリュー”を、棚橋選手がそのパワーで打ち返し、改めてナムコスターズのクリーンナップ入りを大きくアピールする格好となった。

　


▲Joy-Conを使ったアクション操作で『プロ野球 ファミスタ エボリューション』対決を行った両名

『プロ野球 ファミスタ エボリューション』を実際にプレイしてみて、棚橋選手は「僕はコントローラー横持ちで遊ぶ世代でしたが、（Joy-Conを使って）体を動かして投げたり打ったりできるので、野球ゲームをやるのがさらに楽しくなりました。4人までプレイできるのもすごいですし、僕らの時代もこういうものがあれば良かった」、山本監督は「無限大の楽しみがあるなと感じました。体を動かしながらみんなでワイワイできるし、育成モードもじっくり楽しめる。本当にたくさんの選手が登場するので、いろいろなアプローチで遊べると思います」と、それぞれ感想を述べた。

ナムコスターズの大型ルーキーは棚橋選手だけではない。森口プロデューサーから「『プロ野球 ファミスタ エボリューション』の新テーマ曲が完成しました」と発表されると、KICK THE CAN CREWのMCUさんが登場し、自身が手掛けたテーマ曲「ファミスタ エボリューション」をステージ上で披露した。MCUさんも棚橋選手と同様、ナムコスターズに入団することになった大型ルーキーの1人だ。



▲山本監督からKICK THE CAN CREWのMCUさん

「そろそろ、KICK THE CAN CREWじゃなくてナムコスターズかなと思って入団しました（笑）」と挨拶したMCUさん。小学校の頃から『ファミスタ』で遊んでいたと語り、「昔ながらの要素も残しながらも、新しい要素を取り込みつつ進化している『ファミスタ』はすごいし、ナムコスターズに入団できてうれしい」とコメントした。



『プロ野球 ファミスタ エボリューション』では期間限定特典として、Nintendo Switch用ダウンロードゲーム『スーパーファミスタレトロ2018』とナムコスターズ4大選手セットが手に入るダウンロード番号が用意されており、山本監督、棚橋選手、そしてMCUさんもゲーム内に選手として登場する。そこで、「『プロ野球 ファミスタ エボリューション』で対戦したい球団や選手は？」と聞かれたMCUさんは、「『ファミスタ』でしかプレイできない球団マスコットと対戦したいですね」と回答した。

マスコットの話題になると、森口プロデューサーから新マスコットとして、「ブラック・ファミスタちゃん」が登場することが発表された。


▲左が新マスコットのブラック・ファミスタちゃん

新マスコットについてコメントを求められた棚橋選手は「ブラック・ファミスタちゃんは背中の羽がかわいいけど、ファミスタくんはちょっと細い。筋肉が足りない」と、何故かファミスタくんの華奢な体つきにダメ出しすると、山本監督も「そうなんだよね。僕もそう思っていただけど細いよね」と同調。ここで棚橋選手が、新日本プロレス式のスクワット、腹筋をトレーニングとして課し、ファミスタくんは体をプルプルさせながら筋力トレーニングに励んだ。

　

その後、「新日の道場でファミスタくんを預かって、若手レスラーと一緒に訓練してもらって、強くしてお戻ししますよ」との棚橋選手のコメントを受け、森口プロデューサーもノリノリに。ファミスタくんにとっては、とんだとばっちり（？）かもしれないが、"ファミスタくん強化計画"と題した新日本プロレスリングとのコラボ企画が行われることも決定。レスラー指導の下、ファミスタくんが受ける過酷なトレーニングの様子を動画で配信し、その視聴数に応じてユーザーがもらえるファミスタくんがパワーアップするそうだ。



そのほか、発売日の8月にちなんで（8→八本足→たこ→たこ焼き）、築地銀だことのコラボを2018年夏頃に実施することや、オリックス・バファローズとのコラボとして”ファミスタナイター2018 in 京セラドーム"を8月2日に開催することなどを発表した。



▲銀だこのマスコット「たこぼ～」も登場。筋トレでお腹を空かせたファミスタくんも興味津々の様子



▲ファミスタナイター2018 in 京セラドームの始球式に山本監督が登場予定。色紙に当日の意気込みを書いてくれた山本監督



▲総合学園ヒューマンアカデミーとの産学連携プロジェクトも紹介。プロ野球球団選手のイラストと一部ゲーム内BGMを同校の生徒たちが制作した

32年目を迎え、更なる飛躍を遂げる『ファミスタ』。最後に出演者たちは次のようにメッセージを送った。

「『ファミスタ エボリューション』発売決定ということで、ナムコスターズに入団させてもらい、テーマ曲に携わらせてもらえてうれしいです。僕もソフトを買うので皆さんも買っていただければ」（MCU）

「これからはナムコスターズの一員としてプロ野球、プロレス、ゲームとジャンルを越えて魅力を発信していきます。『ファミスタ』、愛してまーす！」（棚橋）

「ナムコスターズという歴史ある球団の監督に就任することができて光栄です。最新作は生まれ変わったといっても過言ではないほど進化しています。『ファミスタ』の進化したポイント、そして昔から変わらない『ファミスタ』の魅力を、僕も発信していきたいと思います」（山本）

「『ファミスタ』が生まれて32年。最新作は、"エボリューション"と名前を付けています。『ファミスタ』は人によっては古いイメージを持たれているかもしれませんが、その『ファミスタ』が進化したぞ、というものをお見せします。今回は新たな世代にも楽しんでいただきたいですし、もちろん昔からのファンの方々にも遊んでいただきたいです。今回、自信をもってお届けできる32年目の進化にご期待ください」（森口）





■『プロ野球 ファミスタ エボリューション』

 

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