【イベント】リアル脱出ゲーム×Shadowverse「影に沈む世界からの脱出」は”脱出”と”カード”の融合から生まれた新体験を表現 ここだけの特別な謎も掲載!


SCRAPは4月24日、新宿・東京ミステリーサーカス(TMC)においてCygamesが提供する本格スマホカードバトル『Shadowverse(以下、シャドウバース)』とコラボしたリアル脱出ゲーム×Shadowverse「影に沈む世界からの脱出」のプレス向け公演、および制作者インタビューを行った。本稿では、その様子をレポートしていく。
 
 

■脱出ゲームの新たな扉を開く謎解きとカードバトルの融合

 
「影に沈む世界からの脱出」は、本格スマホカードバトル『シャドウバース』とリアル脱出ゲームのコラボレーションイベント。さらに本公演で用意された謎は、テレビ番組の出演でも知られている東京大学の謎解き制作集団「AnotherVision」とSCRAPがタッグを組んで制作したもの。つまり、カードゲームとリアル脱出ゲームで話題をさらっている3つの団体がコラボしているのが特徴だ。

なお、SCRAPが開催しているリアル脱出ゲームには、ひとりで挑めるものから複数人でチームを組んで行うものまで様々なタイプがある。本公演は6人1チーム制の公演。少人数で参加した場合は、同じく少人数で来ている人たちと6人1組となるようチームが組まれる。
 


▲テーブルの上には、謎解きに使うであろうアイテムが並べられていた。
 
プレス向け公演では、まず「頭の体操」として用意された特別な謎を解くことに。指示された封筒を開けると、そこにあったのは4枚の紙だ。制限時間は5分と短めだったが、筆者が振り分けられたチームをはじめ、参加していた全チームが時間内に解くことができた。この謎は本公演には出題されていない今回限定のもの。掲載が許可されているので、下記にどんな問題が出されたのか紹介する。腕試しに挑戦してみて欲しい。
 




▲解答は本稿の最後に記載している。答えが分かった方はそちらで確認していただきたい。
 
特別な謎を終え、頭が少し柔らかくなったところで公演がスタート。今回の公演ではオリジナルストーリーが展開する。内容は、筆者たち、つまり脱出ゲームの参加者たちの世界にやってきた「ネクサス」を止めなくては世界が滅びてしまうというものとなる。参加者は仲間であるアリサとユアンに協力し、謎を解きながら世界を救うことになる。
 

▲スクリーンに『シャドウバース』のアリサとユアンが登場し、ストーリーが語られる。
 


▲これらはオープニングの一部。アリサ役の優木かなさんや、ユアン役の柿原徹也さんなど、キャラボイスは全て録り下ろしとのこと。
 
オープニングが終わると、いよいよ謎解きを開始。本公演では、決められた制限時間の中で用意された謎を解いていく。本格スマホカードバトルと謳われる『シャドウバース』らしく、謎解きの中では「カード」を使うこともあった。こちらの詳細については、ぜひ会場で実際に体験していただきたい。『シャドウバース』を日頃から遊んでいる方であれば、必ず喜ぶであろう仕掛けが用意されている。
 
出題される謎に関しては、いずれも閃きと思考力を必要とするもので、謎解きとカードバトルがうまくマッチしていた印象だ。本公演に参加する際は、事前に一度『シャドウバース』をプレイしておくことをオススメしたい。
 

▲テーブルに座って謎を解くだけでなく、公演中は会場内を歩き回ることも。ローブを被ったスタッフが、さらに世界観を際立たせる。
 
プレス向け公演には5チームが参加したのだが、全ての謎を解いて脱出に成功したのはなんと筆者の属する1チームのみ! この脱出率からも分かるように、難度は決して低くはない。だからこそ、脱出できた時の喜びは一入であった。
 
 

■意外なきっかけから実現したコラボレーション

 
謎解きが終わると、ステージにCygamesの増田寛之氏とAnotherVisionの藤本海右氏、そしてSCRAPの加藤隆生氏が登壇し、インタビューに答えた。
 

▲左から増田氏、藤本氏、加藤氏。それぞれメディアプランナー、コンテンツディレクター、製作総指揮を担当している。
 
インタビューの中では、まずコラボ元となる『シャドウバース』について触れた。増田氏曰く、ゴールデンウィークとなる5月5日、6日には「シャドバフェス」を開催予定とのこと。当日はプロリーグの開幕戦や、視聴者参加型ゲームバラエティ番組「シャド場」のスペシャルステージが行われる他、今回のリアル脱出ゲームとのコラボを記念した謎解きコーナーも設置されるようだ。
 
また、今回のコラボを発表した時に『シャドウバース』のユーザーからはどんな反応があったのかという質問に増田氏は「喜ぶ声が多く、「行くしかないな」「どんなシナリオになるのかな」というコメントが届きました。もちろん、楽しみにしてもらって大丈夫です。逆に、脱出ゲームには来たことがあるけど『シャドウバース』は未プレイという方は、一度『シャドウバース』をプレイして予習していただくことで、より本公演を楽しめると思います。カードパートと謎解きパートという融合がすごく新しいので、多くの方に楽しんでもらいたいですね」と答えた。
 

▲閃きで勝負できる点は、『シャドウバース』とリアル脱出ゲームで一緒だと語る増田氏。
 
続いて、今回コラボに至った経緯を聞かれた加藤氏が「1年前のある日、Cygamesの社長である渡邊さんがSCRAPを訪ねて来たのがきっかけです。とても丁寧にリアル脱出ゲームが好きだということを伝えて下さり、帰り際に「いつか一緒に何かやって下さい」と言われたので、これは何かしなくてはいけないと強く思いました」と話す。
 
AnotherVisionとの出会いについては、「最近、勢いのある謎解き制作集団がいると聞いて、これは1回仲良くなっておこうと思い飲みに行ったんです。非常にいい人たちで、一緒に何かやれるかもしれないですねと話していました。ちょうどその時、社内に『シャドウバース』が得意な人がいなかったこともあり、新しい化学反応が生まれるかもと、今回お声掛けさせていただきました」と明かした。こうして、AnotherVisionとSCRAPのタッグが誕生したのだという。
 

▲加藤氏が「どこまで本当の話をしていいのか分からないですけど」と笑いながら今回、CygamesやAnotherVisionとコラボした経緯を語る。
 
タッグを組んで謎を作る公演が『シャドウバース』とのコラボだと聞かされた藤本氏は「僕自身、『シャドウバース』はリリース時からプレイしているので、『シャドウバース』と謎解き、それぞれの面白さの要素を上手い形で融合するというので色々な部分を意識しました。参加していただくと、これはあの部分をリスペクトしているんだなと感じることがあると思います。例えどちらも知らなくても、それぞれの魅力が伝わる内容になればということを意識しました」と話す。
 

▲元々SCRAPの公演も好きだった藤本氏。今回タッグを組むことが決定した時点で、かなり気合いが入ったそうだ。
 
三者は、最後にこれから遊びに来る人に向けて、
 
増田氏「世界観を知る為に、予習をしてくるとより楽しめると思います。そしてリアル脱出ゲームを遊んでからまた復習してくれると嬉しいですね」
 
藤本氏「『シャドウバース』は最終的には1対1のバトルなのですが、そこに至るまでのデッキ作成ではみんなと情報共有をして作っていくことがあり、団体戦だと感じており、謎解きを6人で協力して取り組んでいく姿勢と近しいものがあります。ぜひ奮って参加していただければと思います」
 
加藤氏「僕がひとつ面白いなと思っている部分は、リアルでやるというところです。普段スマホの画面で楽しんでいるものをリアルな場所で、手触りのあるカードを使って解いていく。アナログなのでエフェクトは出ないのですが、公演でカードを手に持った感じやみんなで話し合って適切な場所にカードを置いた時にカチッとはまる感動はこの場所でしか味わえないことです。ここで新しく生まれた感動や感情が『シャドウバース』というゲームをより面白くしてくれると思います」

 
と話し、プレス向け公演は終了となった。
 
本公演の開催は4月27日から。会場では、クリップボードや缶バッジなどのオリジナルグッズも購入できる。『シャドウバース』ファンはもちろん、リアル脱出ゲームファン、さらにはどちらも初めての人、誰もが楽しめるような内容になっているので、気になる方はぜひ足を運んでみていただきたい。
 

【リアル脱出ゲーム×Shadowverse「影に沈む世界からの脱出」オリジナルグッズ】

▲クリップボード。
 

▲ビジュアルステッカー。
 

▲缶バッジ(ランダム)。
 

▲成功ステッカー。
 

▲失敗ステッカー。
 
それでは、最初に公開した謎の答え合わせをしていこう。それぞれの導き方も紹介するので、この問題を通して謎解きの経験値を上げて欲しい。
 
謎1
答え:あくま
解説:文字通り、書いてある文字の中で、左右反対になっている文字を読む。鏡に映した時に正しく読める文字を拾うイメージ。
 
謎2
答え:きりふだ
解説:「ふだ」を刀で「斬って」いる。斬りふだ→きりふだ。
 
謎3
答え:さくせん
解説:数字をひらがなにして、読んでみよう。すると「さん」。「くせ」が「さん」の間にあるので、「さ」と「ん」の間に「くせ」入れて、「さ」「くせ」「ん」となる。
 
謎4
答え:ありさ
解説:謎1~3で導き出したひらがなを記入し、赤枠で囲まれた部分を抜き出す。
 
■公演情報■
リアル脱出ゲーム×Shadowverse「影に沈む世界からの脱出」

 
■チケット料金
前売一般 3,100円
前売学生(大学・専門) 2,600円
前売学生(高校生以下) 2,200円
前売グループ 18,000円
 
当日一般 3,500円
当日学生(大学・専門) 3,000円
当日学生(高校生以下) 2,500円
 
※前売券が完売した場合、当日券の販売はない。
※学生料金でチケットを購入の方は、当日学生証の提示をお願いいたします。
※グループチケットは、1~6名の好きな人数でゲームに参加できるチケットです。前売りでの販売のみとなっている。
 
■チケット発売日
一般発売
2018年4月6日(金)18:00~
 
 
 (取材・文 ライター:谷山ヒロト)


 
■関連サイト
 

リアル脱出ゲーム×Shadowverse「影に沈む世界からの脱出」


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