日本ファルコム、2Qは売上高57%増、営業益2.5倍に 「英雄伝説 閃の軌跡」シリーズのリメイク版投入で製品部門が伸長

日本ファルコム<3723>は、5月10日、2018年9月期の第2四半期累計(10~3月)の決算(非連結)を発表、売上高7億1800万円(前年同期比57.5%増)、営業利益3億7500万円(同2.5倍)、経常利益3億7600万円(同2.6倍)、最終利益2億7200万円(同2.4倍)となった。
 

①製品部門…売上高1億4600万円(前年同期比273.7%増)
PS4向けに「英雄伝説 閃の軌跡」シリーズ第1作「英雄伝説 閃の軌跡」に新機能を追加し、大幅な改良を実施した「英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改 -Thors Military Academy 1204-」を2018年3月に発売した。同年4月には、PS4向け「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改 -The Erebonian Civil War-」を発売した。また、シリーズ最新作「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ -THE END OF SAGA-」を鋭意制作している。

②ライセンス部門…売上高5億7100万円(同37.1%増)
「東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)」の英語版を2017年12月に、PS Vita向け「英雄伝説 空の軌跡SC Evolution」と「英雄伝説 空の軌跡the 3rd Evolution」の繁体字中国語版および韓国語版を、それぞれ2017年12月と2018年3月に発売した。PCゲーム英語版ダウンロード販売では「ZWEI!!」と「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ」を2018年1月と2月に発売した。さらに、約5,000曲の楽曲に関して、2月より中国地域で配信するサービスを展開している。

また、「英雄伝説 暁の軌跡」のほか、「乖離性ミリオンアーサー」(スクウェア・エニックス)、「クルセイダークエスト」(NHNエンターテインメント)、「とある魔術の禁書目録 3DRPG」(NetEase Games)などのゲームタイトルとのコラボレーション展開を進めた。

2018年4月には「イースⅧ―Lacrimosa of DANA―(ラクリモサ・オブ・ダーナ)」の日本語・英語・仏語版をPCゲーム向けに発売すた。また2018年6月には、Nintendo Switch向けにも発売する予定となっている。

なお、2018年9月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高18億円(前期比12.5%減)、営業利益7億5000万円(同22.7%減)、経常利益7億5000円(同22.6%減)、当期純利益5億円(同22.2%減)の見込み。
 
日本ファルコム株式会社
http://www.falcom.co.jp/

会社情報

会社名
日本ファルコム株式会社
設立
1981年3月
代表者
代表取締役社長 近藤 季洋
決算期
9月
直近業績
売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3723
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