セガサミーHD、デジタルゲーム事業の18年3月期の営業益は32%減の33億円 新作投入数が想定下回る 今期は新作投入で巻き返し90億円を目指す

セガサミーホールディングス<6460>は、この日(5月11日)に発表した2018年3月期決算で、PCオンラインゲームやスマートフォンゲームからなる「デジタルゲーム」の売上高が前の期比18.2%減の385億円、営業利益が同32.6%減の33億円と減収減益だったことが明らかになった。

同社では、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』や、パッケージゲーム『真・女神転生』シリーズ初のスマートフォン向けタイトル『D×2 真・女神転生 リベレーション』の配信を開始したものの、新作タイトルの投入数が当初の想定より下回った、としている。新作タイトルは、前の期は6タイトルだったが、この期においては3タイトルにとどまった。

 


指標を見ると、3カ月平均MAUは低下し続けており、第1四半期(2017年4~6月)においては344万人だったが、第4四半期においては291万人となり、300万人台を割り込んだ。この指標が400万人を超えた四半期は一度もなかった。

売上上位3タイトルは以下のとおり。
 
1位 ファンタシースターオンライン2
2位 D✕2 真・女神転生 リベレーション
3位 ぷよぷよ!!クエスト
 


なお、2019年3月期は、売上高700億円、営業利益90億円と大幅な伸びを見込む。『共闘ことばRPG コトダマン』『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』『ポポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛』『BORDER BREAK』などの新作投入を巻き返しを図る。
 
セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高3896億3500万円、営業利益467億8900万円、経常利益494億7300万円、最終利益459億3800万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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