エムアップ、18年3月期予想の修正を発表…子会社WEAREのアプリの寄与で売上高は上ブレ 想定以上の開発費発生で利益率低下 減損など特損計上も

エムアップ<3661>は、2018年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想32億円から36億8300万円(増減率15.1%増)に上ブレしたものの、営業利益は同4億7000万円から3億900万円(同34.2%減)、経常利益は同4億7000万円から4億3400万円(同7.6%減)、最終利益は同3億1000万円から9600万円(同69.0%減)にいずれも下方修正された。
 

売上高が上ブレしたのは、子会社WEAREによるアプリの配信開始が寄与したため。一方で、子会社を中心に新規事業において想定以上の開発費が発生したことが利益を押し下げた。なお、最終利益が大幅に下ブレしたのは、WEAREのアプリに関して資産計上する形から費用計上する形に変更することで資産計上されたソフトウェアの帳簿価額3800万円を減損損失として計上したことや、投資先企業においてソフトウェアの減損処理を実施し、る資有価証券評価損として1億3300万円を特別損失として計上したことなども影響している。