【ゲーム株概況(6/11)】8日決算発表の2社の明暗が分かれる…四半期売上高100億円大台乗せのエイチームが大幅続伸 4Q営業赤字のgumiは安値更新

6月11日の東京株式市場では、日経平均株価は反発し、前日比109.54円高の2万2804.04円で取引を終えた。朝方は明日6月12日に開催予定の米朝首脳会談を意識され、やや手控えムードが強かったものの、後場に入ると為替が1ドル=109円台後半まで一気に円安方向に振れたことで上げ幅を拡大した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、エイチーム<3662>が一時2600円台まで買われるなど大幅続伸した。エイチームは、前週末6月8日に発表した第3四半期決算が四半期ベースで初の売上高100億円大台乗せと好調だったほか、各利益項目の通期計画に対する第3四半期までの進捗率が80%超に達したことで、業績予想の上ブレ期待が高まる格好となっているようだ。

【関連記事】
【速報】エイチーム、3QはQonQでも2ケタ超の増収増益…売上高は四半期ベースで初の100億円大台乗せ 引越し関連が繁忙期需要などで伸長

また、コムシード<3739>が3日続伸したほか、LINE<3938>やアクセルマーク<3624>も買われた。

半面、gumi<3903>が4日ぶりの大幅反落で年初来安値を更新した。gumiは、前週末6月8日に発表した2018年4月期決算において、第4四半期期間の売上高がQonQで14.5%減となり、1億5800万円の営業赤字を計上したことが嫌気された。

【関連記事】
gumi、第4四半期は14%減収・営業赤字に転落…季節要因による売上減と新作リリースに伴う広告宣伝費負担で

ほか、アカツキ<3932>やエディア<3935>、トーセ<4728>なども売られた。


■関連銘柄
株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高160億0900万円、営業利益4億4700万円、経常損益1900万円の赤字、最終利益4億4500万円(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
企業データを見る
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円(2023年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
企業データを見る