【ゲーム株概況(6/22)】外資の目標株価大幅引き上げを材料にLINEが異彩高 ミクシィが後場に入って一段安 シリコンスタジオは6日続落

6月22日の東京株式市場では、日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比176.21円安の2万2516.83円で取引を終えた。米国の貿易摩擦拡大への警戒感や、6月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数の悪化が嫌気され、朝方から輸出関連株を中心に売り物が先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体に軟調な銘柄が目立つ中で、LINE<3938>が異彩を放つ強さを見せた。LINEは、JPモルガン証券が投資判断を従来の「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げし、目標株価を3300円から5200円に引き上げたことが材料視されたようだ。

また、コーエーテクモHD<3635>やマイネット<3928>、カプコン<9697>などが難地合い下で健闘した。マイネットは、『黒騎士と白の魔王』が「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語」とのコラボにより、App Store売上ランキングで31位に急上昇(関連記事)したことも評価につながった側面があるようだ。

半面、ミクシィ<2121>が後場に入って一段安した。ミクシィは、同社代表取締役やフンザ前代表取締役らが書類送検されたと報じられたことが嫌気される格好となったようだ。

ほか、コロプラ<3668>やオルトプラス<3672>の下げもきつく、シリコンスタジオ<3907>は下げ幅を拡大して6日続落した。


■関連銘柄
LINE株式会社
http://linecorp.com/

会社情報

会社名
LINE株式会社
設立
2019年12月
代表者
代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ
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